来てよかった

◆震災から2年がたちました。被災者でなくとも、2年前の今日を忘れることはないでしょう。宮崎は５０㎝の津波と、被害はありませんでしたが、当時の混乱は鮮明に蘇ってきます。まだまだ被災地では復興も進んでないとの報道を見るにつけ、自分たちの力は何て小さいのかと情けなくもなりますが、前向きに生きている人々にエールを送り続けなければ。多くの失った命を、生きている私たちが繋いでいかなければですね…黙祷。

◆さて、次男の期末テストが終わった先週末に、大宰府へ『ボストン美術館展』を観に行ってきました。

旦那は熊本の天草パールマラソン参加のため、次男と二人朝6時発のバスで福岡へ。バスに揺られながら、↑のチラシを見て、初めて乗る西鉄の乗り換え確認…と目に飛び込んできたのは、博物館へのアクセスではなく、入場料！！高校生の次男、学生証を忘れました！言わなかった私が悪いのか、毎回同じように忘れる次男が悪いのか…何て言っている場合ではないので、まだ宮崎に居る旦那に即メール。写メで学生証を送ってもらいました…これで何とかなるか？
　
11時過ぎには到着、何とか学生料金で見ることができました。今回の音声ガイドは中谷美紀さん。ゆっくり見る次男とは別行動で、それでもたっぷりゆっくり見ました。

やっぱりの曽我蕭白の龍図は迫力満点でした。ふすま8枚の大きさなので、皆引いてみるので、メインのこの絵が一番混んでなくゆっくり眺めることができました。

仏画や蒔絵も沢山展示されいましたが、屏風絵はすごい！見惚れてしまいます。私が一番好きなのは尾形光琳の松島図屏風。金の屏風に描かれたビビットな緑色が印象的です。どの作品も、お帰りなさいと声をかけたくなる日本の宝達…ボストンは遠いね。東京→名古屋→福岡に次いで、来月は大阪です。このチケット前売りが会期前しか売っていないので、割引で行かれたい方はお早目の購入を。

興奮冷めやらず、お土産いっぱい買ってしまった。次男は2時間半ぐらい観てました。

◆帰りは大宰府天満宮にお参り。
　　
梅（特にしだれ梅）が花盛りで、いい香りが漂っていました。

あんこ嫌いな次男といっしょだったので、参道の梅が枝餅の行列もスルーし歩いていたら、牛さんこんにちは。還暦献梅という、大宰府に住んでいる(出身)の還暦を迎える方々のお祝い詣でだそうです。お酒もふるまわれていました。
　
京都と一緒ですね、景観を損なわないスタバ。お天気良すぎで暑かった。

◆天神と博多でお買い物をして、再びバスで日帰り…。帰りのバスで次男がぼそっと「来てよかった。フェルメールよりよかった」って。実はギリギリまで行くか行くまいか二人で悩んで、きっと行かないと後悔しそうと、前日に決めたのでした。腰痛がちょっと辛かったけど、母、その一言で救われました。帰りのバスは二人爆睡。