すずりぶたのにっき

すずりぶたとはすずり箱のふたのこと
昔の人はこのふたを裏返して
花や果物を飾ったとか
そんな粋なくらしがしてみたい

京都母娘旅3

2014-11-08 | レジャー

◆泊まったホテルには、部屋以外に大浴場(中浴場ぐらい)があって、10時過ぎに行ったら、母娘貸切状態でした。ビジネスホテルでもお風呂が別にあるとゆったりでいいですねーー。二日目、朝からしっかりホテル朝食を食べました(和食膳チョイス)。食後にバスの一日乗車券を買って、美術館へGO!
四条のバス乗り場で迷ってしまいましたが、ボランティアの人が教えてくれて、予定より早いバスに乗れました。京都は美術館や博物館もたくさんあって選ぶのに悩みましたが、鍋島焼が展示されているので、『細見美術館』にやってまいりました。開館時間前に到着してしまい…きっちりと10時に開館!門すら開かずに休みかと思い焦りました。チケットはなく、入館証のシールをもらい、服にペタリ。京都で九州の焼き物を見るのもなんかなぁと思いましたが(笑)、貴重な「色鍋島」や「鍋島染付」が観れました。鍋島焼きは有田焼のような派手さはなく落ち着いた色で好きです。青磁の淡いグリーンも薄がけで上品です。染付けもお皿の表よりも裏に描かれている緻密な呉須模様がとても美しく感動しました。美術館自体の建物も中心が吹き抜けで階段があちこちにあって、面白い造りでした。レストランもあって、そこで結婚式もできるようでした。美術館で結婚式なんて素敵ですね。

◆観賞後、お昼まで時間があったので、近くにあった「みやこめっせ」へ…。「京都伝統産業ふれあい館」というのが地階にありました。無料で入れるのですが、あまり人もいなく…ポツリポツリと外人観光客が数名。あまり期待しないで入ったのですが、面白い展示がたくさん!!撮影禁止だったのが残念です。西陣織や清水焼などの京都の代表的な伝統産業から、組み紐、京人形、京漆器、京仏壇、京指物など74種類の産業が紹介されていました。実演コーナーでは京刺繍を間近で見ることができました。縒っていない細い絹糸で刺す繊細な刺繍は、とても綺麗でした。職人さんとお着物の話や和の色の話をいっぱいしました(だって人が全然いないんだもの)。小一時間つぶれてお腹もちょうどいい感じになったのでランチへ。疎水沿いを歩いて5分ぐらいのところ、「Cafe Mement Mori」さんへ。一日限定20食のプレートランチ1100円を。お皿が私好みでテンション↑。玄米ご飯に、この日のメインの肉団子黒酢あん(八角風味)、なすと大根のてんぷら、スパニッシュオムレツ、柿のなますなど、おかずもちょっとずつで、女心を掴まれました。男性と一緒には入りづらいお店です…若いカップルが一組いましたが…。玄米ご飯でよく噛んで食べたからか、お腹いっぱいに。このお店で、窓際の疎水が見える席に座っていたのですが、数軒先の間口の狭い中華料理店に、中国人観光客が団体で30~40人吸い込まれて行きました。あんな小さな店に??と思い、帰りに覗いてみると、奥行きがめちゃめちゃ長ーいお店で広かった!京都はこんな造りが多いのですね、びっくり。右下は、美術館そばの壁…美術館のチケットシールがいっぱい貼ってありました。修学旅行生が残していくんだろなぁ…壁を這う葉っぱと相まってアートな壁でした。二日目前半、美術館もカフェも混んでなく、のんびーりモードの京都旅でした。

□つづく□