すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

サザンの謝罪と「女の平和」ヒューマンチェーンと

2015年01月19日 | 日々思うこと

昨日曜日は朝から青空で、孫はジュニアスキー教室で栂池へ家族と一緒に出かけ、私といえば16日の会議でたくさんの宿題を持ち帰りパソコンに向かっての座業です。やはり晴天が気になって腰が落ち着かず、夕方近くに外出の帰り道で、姫川桜つつみから今年初めての頚城の山々を撮りました。昨暮れ28日にアップした同じ場所からの写真と比べると、田んぼの雪はすっかり消えてしまいました。

そして昨夜から爆弾が落ちたようなスゴイ雷が鳴り続け、今日は朝から突風が吹いたり青空が見えたりと不安定な天候です。そんな中、テレビでは19歳の無職の少年によるいたずら動画の逮捕劇を各局ともトップで扱っているので、伝えたいことが他にないのかと首を傾げてしまいます少年は生活保護のお金で逃亡したそうで、警察を挑発する動画投稿もさることながら、その背景や若者が夢を持てない社会の歪みが解消されない限り、またこのようなバカバカしいことが繰り返されるのではと・・・。

ところでサザンオールスターズの年末ライブのパフォーマンスへの反発が収まらず、とうとう釈明と謝罪へ追い込まれてしまいました。見落としてならぬことはその背景で、サザンの所属事務所アミューズの前には、日の丸を掲げた右翼集団などが押し寄せての罵声や抗議で、警察が出動する騒ぎになりました。法政大学の水島宏明教授は「日本では珍しい平和へのメッセージソング。その歌詞の意味を改めて噛み締めたい。歌ったサザン、そして放送したNHKの勇気が伝わってきた」と・・・。「爆笑問題」の太田光さんはラジオ番組で「あれがなぜ安倍政権批判になるのか?」などとサザンを擁護していましたが、当ブックマークの「雪の街だより」の馬場弁護士はブログで痛快に綴っております。

そして去る17日に国会議事堂を囲んで、集団的自衛権の行使容認や改憲に反対する「女の平和」ヒューマンチェーン(人間の鎖)が行われました。「女の平和」は1970年代に北欧・アイスランドの女性たちが地位向上を求めて赤いストッキングをはいた運動がモデルで、家庭栄養研究会のメンバーも参加し、この日はそれぞれが赤のファッションを身に着けて国会の周囲約2キロを約7000人が手をつなぎ、「誰一人、戦争に行かせません」と声を上げました。サザンの謝罪もよく考えると何かの力が働いたのか、声を上げるという言論が世論に弾圧されたことに他ならず、国会周囲のこうした一連の行動も少しづつ弾圧されてゆくかもしれません。安倍政権の変わらぬ支持率に、いつか来た道を歩もうとしていることへあまりにも鈍感になっている国民性を嘆いてしまう昨今です。