すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

今年の楽しみは大河ドラマ「花燃ゆ」と・・・

2015年01月05日 | 日々思うこと

年末年始のお休みも終わって今日から仕事始めで、朝から隣りの孫たちがやって来ました。昼過ぎに小学生の孫を田沢児童クラブで行われる新春書初め教室へ送ってから、糸魚川駅まで出かけました。「北陸新幹線開業まであと68日」が目に留まりましたが、ほくほく線経由越後湯沢で乗り換えの上京もあと2回ほどです。3月には北陸新幹線も開業して東京がより近くなり楽しみです。

日曜夜にNHK大河ドラマ「花燃ゆ」が始まりました。吉田松陰の実妹の文が主人公ですが、幕末の動乱の中で明治維新を成し遂げた若き志士たちのこの時代にもっとも関心があり、事前にNHK歴史秘話ヒストリア「先生、そりゃムチャです!~吉田松陰 人生体当たり~」を視聴しました。吉田松陰といえば温厚な精神指導者のイメージですが、時の政治家を批判する熱血漢で、真冬の東北3000キロメートルを踏破したり、仲間とアメリカへの密航計画など、その人生はムチャの連続だったようです。

吉田松陰の夢の果てに待っていたのは悲しい運命でしたが、日本の未来を大きく動かし30歳の短い人生を体当たりで駆け抜けたその生き方は多くの人たちに影響を与えたことは言うまでもありません。思えば20代の頃に建築のお仲間たちと山陰を旅行し、萩市の松下村塾を訪れたことがありますが、その直後に周遊券の範囲を出てしまい、小さな駅で駅員さんと交渉したムチャなことくらいしか記憶にないのです。

ところで大晦日のNHK紅白に出場したサザンオールスターズがネットでさらに熱くなっています。極右の人たちにとっては「♪何気なく観たニュースで・・・、♪教科書は現代史をやる前に時間切れ そこが一番知りたいのに なんでそうなっちゃうの?・・・」の「♪ピースとハイライト」が問題のようですね。歴史認識の違いから隣国を敵視するチマチマとした精神構造に、激動の中の吉田松陰とその弟子たちを重ねて情けなくなりました。

同じ山口県出身の安倍首相、「この道しかない」などと何処で道を間違えたのでしょうか。そして本日の伊勢神宮参拝後の年頭の記者会見を見聞きするに付け、危うい一年を感じてしまいます。安倍政権の「新たな国づくり」とは時計の針を戻そうとすることで、今月下旬からの通常国会では、閣議決定の集団的自衛権の案保関連法案の成立などが見えています。「信任という大きな力を得て今年はさらに大胆に、さらにスピード感を持って改革を推し進める一年にしたい」と元日に表明している安倍首相、数の力の暴走に目の離せない一年になりそうです。