やっぱりね

１０日ほど前、某中華系通販サイトを利用しました。
タブレットに、アプリをインストールして、暇なときに商品を眺めては楽しんでいました。
何しろ、中国から商品の発送ですから、ちょっと不安で半年くらいアプリを眺めるの専門でしたね。
とにかく、昔の「少年ジャンプ」の通販の広告みたいに、男子の心をくすぐる商品がいっぱいで、しかも激安なのです。
中には、送料の負担だけで無料という商品もあり、驚くばかり。

よし、１回試してみようと、１０日ほど前に安価な商品を購入してみることに。
その商品は、「ＳＥＩＫＯ５」（セイコーファイブ）という腕時計です。
日本国内には出荷しておらず、マニア向けに逆輸入し販売している商品です。
私も、２０年以上前に逆輸入品を購入したことがあります。
（スーパー銭湯の更衣室で失くしてしまいましたが---）





私が目を付けたのは、セイコー５の文字盤黒のクォーツ。
クォーツ？
セイコー５は、殆どがオートマチック（自動巻き）のはず。
クォーツなんか存在するの？
しかも値段が２，０４７円。
（送料５７０円、初回割引△２０５円で総合計２，４１２円）
激安ですよ。
（現在は更に安くなり本体価格がなんと１，２８９円に）



タブレットで操作、買物カゴへ入れて、クレジットカード情報を入力して、購入。
んっ！？
買物結果に出て来た画面を見てビックリ。
これ、俺じゃない。
なんと、私のＩＤ（メールアドレス）は、ニュージャージー州のアメリカ人に乗っ取られていました。
（ＩＤを作って半年間放ったらかしがいけなかった---）
慌てましたね。
直ぐに、チャットで注文の取り消しをお願いしました。
本当に直後だったので、何とか取り消しが出来ましたよ。
怖い怖い。あのままだったら、ニュージャージー州のアメリカ人に発送されるところでした。
幸い、カード情報は１回１回の入力なので心配ないようです。



で、気を取り直して、スマホにアプリをインストール。
（それでも懲りない私です）
スマホの方は、まったく違うＩＤを新たに登録して、お買物。
無事に注文出来ました。

そして、それから１０日後の本日、中国から商品が到着いたしました。
一応、黒い箱に入っていますが、汎用の箱ですね。
どこにもＳＥＩＫＯの文字はなし。
説明書も保証書もありません。
時計部分はともかく、ベルトにまったく高級感がありません。
サイズが合わないので、自分でピンを抜いてベルト詰めを行うことに。
しかし、固くて固くて、ピンが抜けず、途中で断念。



近所の時計屋に持ち込みました。
恥ずかしくて買ったとは言えず、「この腕時計貰い物なんですけど、ベルトの調整して貰えますか？これ、偽物っぽいんですが---」。
「ほう、確かに中国製ですね。んっ！？偽物ですよ。ロレックスみたいな高級腕時計の偽物は良くありますが、セイコーの偽物は珍しいですね」。
ですって。
やっぱり、偽物でした。
ベルトのピンもやはり、半端なく固く、抜くのに苦労されたようです。
ちなみに、代金は無料でやってくれました。
（お礼に相撲の番付表を差し上げました）

ＩＤは乗っ取られるは、届いた腕時計は偽物だったは、更にベルト詰めも自分で出来ず、散々な目に遭いました。