やった！小泉流忍法スリカエ術

自民党の党改革実行本部が世間の世襲批判を受けて次選挙から世襲候補者を公認しない決定を出すそうだ。これで問題となるのはいうまでも無く神奈川１１区の横須賀から父親の選挙区禅譲を受けて立候補予定の小泉元首相次男進次郎氏だ。民主党はすでに同一選挙区からの世襲候補を禁止する予定だが、自民党はこの進次郎の問題も引っかかって対応がおくれ、選挙の行方を心配する選挙関係幹部は気をもんでいた。しかし、その障害のシンボルである進次郎氏の公認を認めないとなれば、一挙に自民党の選挙へ向かう改革姿勢を改善することができる．．．
これを聞いて、一般市民は「自民党も改革に熱心だ」と賞賛するのだろうか？？
これまで世襲制限に否定的だった自民党幹部がいっせいに是認方向？！ということで拍手喝さい．．．だが、ものの３分もすれば、この忍法スリカエ術のタネがわかるだろうね。また森田健作と同じように、自民党支部長で無所属候補になるのかな？自民党方針を改革本部の本部長が小泉側近の武部元幹事長だというから役者が揃っている。
選挙で、小泉(父）が「進次郎は世襲ではなく、完全無所属の候補者です。私は自民党ではなく、親バカ党です！」と絶叫する姿が目に浮かぶようだ。これで、風に乗って当選。当選後は自民党に参加して次からは現職として選挙区総支部長として堂々と何回も出馬できるということになる。
まあ、無所属ででるというなら、進次郎氏は神奈川１１区支部長を辞任し、自民党県連は新たに１１区に自民党候補者を立てるのでしょうな？そうでなければ、またまた国民は安っぽい小泉流忍法スリカエ術を見せ付けられることになる。え？B層は十分、信じてくれるって？それが日本の民主主義のレベルとは考えたくないね。