すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

ダボス会議って、そんなに大事なものだろうか?

2016-01-23 11:50:14 | Weblog
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160123/k10010382341000.html
スキャンダルで揺れる甘利大臣だが、これだけ疑惑と国会の反発の中で、国会開催中に、国会の反対を押し切ってダボス会議へ外遊!甘利はいつから総理大臣になったのか?
ダボス会議ってそんなに大事なのか??世界のお金持ちやビジネスマンの懇親会だから、それなりに意味はあるが、国会の反対を押し切ってまで参加するのはどうして?何か世界を驚かせる大演説をするならまだしも、ダボスでも地面に落ちたアメに集まってくるアリのような日本人記者の集団に会場が騒然となって、いうなればスイスくんだりまで行って日本の恥をばらまいてくるようなものだ。自重してほしいものだ。甘利氏のスキャンダルはとっくに世界中を駆け巡っている。公開記者会見でそうした質問をどう扱うのか?またまた日本の恥になりそうだ。

もっともそんなことは、政治生活が長い当の本人だってわかっているはずなのに強行するとしたら、理由はたった一つしかない。USTRのフロマンが来て、各国の経済閣僚を説得することになっているからだ。アトランタで大筋合意を発表後、そしてテキストを公開後、一番もめているのがアメリカだ。そりゃそうだ。各国の要求をまるで日本でよく見られる与党の抱きつき戦略と同じように、ペルーやNZの要求を最後に丸呑みしたのだから、アメリカ議会やビジネス界が怒るのはとうぜんだろう。
TPP署名は2月4日とずいぶん前から言われているのに、一向にオバマ大統領のコメントがない。フロマンは参加国全部が合意しないと署名できないと漏らした。だからフロマンはダボスに行くのだ。その場でともかくアメリカのロビイストが新たに考案したサイドレターと行動計画を示して各個撃破を試みるつもりだ。だから甘利はそれを教わりに行くのだ。まあ、TPPはもう交渉じゃない。アメリカの指示を逐一聞くということだ。Bon voyage!



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