すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

会期延長?!

2011-09-16 16:42:53 | Weblog
臨時国会の会期は今日、9月16日で終了するはずだった...そのため今朝は小生が委員長を務める海賊・テロ特委員会を含め、休会中審査や継続手続きの委員会が開催される予定だった。しかし、野党側は当然、予算委員会も開かれない4日間の臨時国会は異常だとして、会期延長要求。その結果、昨日の午後はほとんど委員会理事間の協議と国体との打つ合わせが断続的に行われ、ただひたすら待機と携帯電話の世界となった。外部の皆さんからすると、こんなことに血眼になっている国会の姿など想像もできないだろう。実際、小生も議員になるまでは、国会内で単なる期日をめぐる協議がこんな消耗戦になっていることなど想像もしていなかった。どちらの陣営もそれぞれお家の事情をかかえているから、最終的には落とし所があるのだが、こんな不毛な時間の使い方に、唯一理由と根拠を求めるとしたら、「民主主義のコスト」ということになろうか?まあ、これも日本のお家事情というより、どこの先進国でも同じような手続きで延々と時間が消費される。「民主主義は民主的手続きだ!」という主張があるが、むべなるかなと思う。
ともかく会期が月末まで延びたので、休会手続きは消滅し、すべての委員会が延期となった。来週は野田総理のNY国連総会出席などがあるから、結局は次週からの予算委員会が延長国会の中身だろう。それなら閉会中の予算委員会でも同じようなものだとは思うが、これが前例尊重と手続き絶対主義の必然的結論なのだろう。
しかし、それが国会の外=社会の現実とかなり乖離していることは自明だ。民主主義の形骸化が指摘されて久しいが、そろそろ民主主義システムの再定義化や再活性化が必要だなあと痛感。先日、国会システムの研究者と革新的な国会システムの提言をしようと話し合った。原子力問題も一段落なので、次にはいよいよ民主主義システムの改革にとりかかろう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。