すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

アメリカは何を隠そうとしているのか?

2013-04-21 22:38:57 | Weblog
ボストンのテロ事件はチェチェン周辺出身のイスラム教徒の若者二人の犯行ということで、驚くべき早い時期から人物が特定され、全米どころか全世界にその映像が流され、ボストン地域を戒厳令下においたような警戒網の中、一名射殺、一名重傷状態で身柄確保ということで決着した...ということになっているが、今回の事件は最初から疑問ばかりだ。圧力鍋の爆弾とか、素人の孤立したテロということに持っていきたいのだろうが、色々無理がある。爆発物を運んでいる兄弟の映像も、背負ったバッグに重くかさばる圧力なべ爆弾が収まっている映像には見れない。まあ初期に人物が特定されたのはFBIが監視下においていたことと関係があるのだろうが、そんな人物にテロを起こさせてはFBIの名折れだろうに。ロシアが出てきたところで、ケネディ暗殺犯人とされたオズワルドを思い出した。犯人が外国の共産主義者やイスラム教徒ならアメリカ国民がなっとくするということか?その実行犯が現場のすぐそばでコンビニ強盗に変身したり、警官隊と打ち合って警官隊に被害をだすほどの武器を持っていたりするにも驚いた。まだ顔写真の映像が公開されるまえに逃亡し、場合によってはチェチェンまで逃げ込むことだって、可能だったろうに。重傷を負い、住宅地のボートに隠れた弟の逮捕というのもよくわからない。出血しながら逃亡する容疑者は別に上空の武装ヘリやロボットを使わなくても、警察犬が追いかければすぐ捕まるだろうに...
テロは劇場犯罪というが、今回の事件で特徴的なのは捜査や拘束も劇場化したことだろう。これこそまさにテロの新次元だ。いったい、なぜアメリカ政府はこんな無茶苦茶な非論理的な犯人逮捕でこのボストンマラソンのテロにピリオッドを打とうとするのだろうか?ウエイコの肥料工場大爆発もあれほど国論を二分した銃規制もいつしか人々の脳裏から消えていく中で、一昔、テロリズムの研究者の言葉を思い出した。「報道されなければ、テロは存在しないということだ、だからソ連にテロは無いのさ」

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