朝から豪雨で開催も心配されたが、連合主体のピースウイーク街宣が桜木町で開催され、小生もリレートーク弁士として参加。核廃絶のジグソーパズルや広報チラシ配布に平行して平和問題の関係者がつぎつぎとマイクを握る。小生は野村連合神奈川会長の後に、スピーチ。正直言って、平和問題への関心は決して高くないと思う。年金や子育て、景気対策などが主要テーマとなった今回衆議院選挙で、平和をテーマとして掲げたのは神奈川では小生くらいかな?別に選挙戦術ではないのだが、逆に心ある皆さんの支持を得たと確信する。日本ではこうした抽象的なテーマに真正面から取り組むことがほとんどなくなってしまった。イラク戦争の時も、主要国では数十万のデモ隊が首都を取り囲んでいるのに、日本ではようやく数千人がデモ行進に参加した程度だった。
平和の扱いも「衣食足りて礼節を知る」の礼節の部分にカテゴリー化されていて、「まあ余裕があれば、そんな問題も考えよう」みたいな状況が現実。しかし、平和は実は衣食の前提条件なのだ。平和がなければ何も存立しない...こんな普遍的な鉄則もなかなか理解されない。
オバマ政権が核廃絶を宣言したタイミングにあわせ、日本でも世界平和と核軍縮への具体的な行動を展開していこう。
平和の扱いも「衣食足りて礼節を知る」の礼節の部分にカテゴリー化されていて、「まあ余裕があれば、そんな問題も考えよう」みたいな状況が現実。しかし、平和は実は衣食の前提条件なのだ。平和がなければ何も存立しない...こんな普遍的な鉄則もなかなか理解されない。
オバマ政権が核廃絶を宣言したタイミングにあわせ、日本でも世界平和と核軍縮への具体的な行動を展開していこう。
オバマ政権では軍事産業のロビイストだった男が国防副長官に就任している。「ロビイストを政権から排除する」みたいな事言ってたから任命した時は非難轟々だったが、オバマがおしきった。
日本では「オバマは庶民の献金で大統領になった」みたいな事言われてたが、現実はオバマが集めた選挙資金7億7000万ドルの実に75%は金持ちと大金持ちからの献金だそうだ。「企業団体献金は悪で、個人献金が善」みたいな発想もアメリカ見てると首を傾げざる負えない。
オバマの「核廃絶宣言」なんてのもイランや北朝鮮への牽制の意味が強いのだろうが、日本では「平和の使徒」みたいな扱い。
そのオバマが民主党の支持母体である労組の突き上げで保護貿易に走り出した。おそらくそのうち日本にも重大な影響をもたらすのだろう?
イメージ戦略やイメージ操作で政治家の印象というのはどうにでもなる。しかし、国民を長く騙し続けるのは民主国家では非常に難しい。
今回の衆院選では与野党ともに支援者がいっぱい選挙違反で逮捕されてる。「まだそんな事やってたのか?」という思いと、御用メディアでは何の話題にもならない怖さ。
かと思うと、ぼつぼつ新人議員の「質」が取り沙汰されはじめた。かつて後藤田正晴は「紳士面したゴロツキは大嫌い、ゴロツキはゴロツキらしくしてろ」と言ったが、期待が大きければ大きいほど失望も大きいし、イメージと正体の落差が大きいほど信頼が喪失するのも早い。
イメージ操作というのは両刃の刃だ。
首藤議員におかれては、その「平和」と「外交」を頑なに訴え、そして勝利したことに大きな希望を抱きます。と同時に私たち有権者の意識も変わってきたのでしょう。
世界の紛争地における平和構築活動の経験を国政の場で如何なく発揮していただきたいものです。
NGOの活性化もひとつのテーマかと思いますが、もうひとつ、政府ODAの見直しも図っていただきたいものです。
先日、インドネシア・スマトラ島のコトバンジャンダム(2002年9月 日本政府ODAによって完成)によって沈んだ村の元住民たちが、日本政府に対して訴えを起こしていましたが、日本国民はこうした政府ODAのあり方にもあまりに無知でありすぎたように思います。
国民が納得する形の政府ODAを展開して欲しいものです。
もう何年も前のことになりますが、ミャンマーにおけるバルーチャン水力発電所修復プロジェクトに対して、首藤議員が何度も何度も政府へ質問状を送られていたのを何かで読んだことがあります。その追求ぶりは見事なものでした。
今度は立場を変えて与党議員となりますが、ODAとNGO、このふたつの在り方をまずは直していただきたく大いに期待するところです。