半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

戦いすんで日が暮れて

2017年10月23日 11時32分37秒 | 日記
今度の衆院選は案の定、自民党の大勝で終わった。この先、天変地異が起きない限り、
この先、安倍晋三の知性の欠片も無い弛緩した面を見せられると思うと、非常にやり
切れない思いだ。
この大儀無き選挙の結果に、安倍は大満足しているのだろう。政治は、結果が全てだ。

2012年の総選挙以来、選挙の度に、気持ちが落ち込み、立ち直るのに時間を要する。

選挙の結果をみて、世論調査では、安倍晋三が信頼できないという数字が極めて高い
のに、自民党を支持するという心情は推し量れない。
とは言え、NHKの出口調査では、安倍政権を評価する人が50%を越えていたらしい
から、まだ、安倍のミクスの幻想を見抜けずに瞞されている人も多いということか。

それにしても、希望の党の失速は酷かった。前原が小池人気にすがり、無条件で押しか
けたのは良いが、排除の論理で、有権者に嫌われ、政権交代の受け皿どころか忌むべき
存在に堕してしまった。前原の共産党嫌いが、招いた結果だが、その代償は本当に大き
い。それでも、水と油の民進党をスッキリさせたのは、功績と言えるかもしれない。

その結果、中道リベラルの立憲民主党が、野党第一党になったことは何よりの救いだ。
あえて希望の党に入らず無所属で当選した候補者の中には、リベラルな者も多いことから、
いずれ、立民が、もう少し大きなまとまった勢力になることを期待する。

希望と立民が潰しあいをして自民が漁夫の利を得た選挙区のなんと多いことか。実にもっ
たいない話だ、

そして、何よりも残念なのが、犠牲的な立場をとった共産党が議席を大幅に減らし、安倍
をやり込める論客が姿を消したのは寂しいかぎりだ。
それでも、維新が議席を減らしたのは、何よりだ。

いずれにしても、これで、自民党政権は盤石となり、多少のスキャンダルもマスメディア
が忖度して騒がないだろうし、司法もコントロールできているから、もう、何も怖れるも
のはないだろう。

これから、本格的になるだろう改憲論議にも、野党は、国民が団結して安倍による改憲に
NOを突きつけられる、雰囲気を形成して欲しいものだ。
そして、まずは加計、森友問題の追及の手を緩めずに引き続き安倍を苦しめて欲しい。

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