半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

夜明け前かそれとも日没か

2014年12月09日 08時00分46秒 | 日記
朝刊を早朝4時半過ぎに配ってくる配達車のエンジン音でいつも目覚める。
1時間ほどかけて隅々まで読むと大体6時頃になるので、それから30分ほど
のウオーキングから戻り、朝食を摂って7時15分過ぎには出勤するのが一連
の朝の流れだ。
 このところ、めっきりと冷え込みが厳しくなり、夜明けもこれから冬至
に向かってますます遅くなり、朝4時半に畑に出ていた身からすると何とも、
物足りない夜明け前である。まだ本格的な冬の前で気が早いが、早く春にな
らないかなと呟いてみたりする。
        

夜明け前と言えば、依然として幕末から夜明け前が続いているような日本に
あって独裁政治が極まりつつある安倍政治であるが、いとも容易く誑かされ
る愚民もとい良民によって支えられている訳で、この度の選挙もその愚民も
とい良民によって自民が単独過半数という盤石な政権が誕生することとなる。
下駄の雪、金魚の糞と揶揄されて久しい公明党も
只の厄介者に成り下がる懸念がある。もっとも、もはや足枷の効果も無く、
平和の党の看板も釘一本で辛うじて軒先にぶら下がっている状況である。と
は言え集票マシーンとしての威力は、集票功徳という宗教活動による推進力
が凄まじく捨てがたく無碍にもできないところがあるのだろうか。

ところで、野党と言えば、菅、野田らのA級戦犯が残した負の遺産はあまり
にも大きく、民主党=唾棄すべき対象となっていて、あの裏切られたと言う
アレルギーは選挙を10回ぐらいやらないと消えないだろう。
他の野党も雨後の筍のように乱立しているが、これといった、パンチ力のあ
る政党もなく、この中で良くも悪くも共産党が、自ら言うように自共対決よ
ろしく奮闘しているように感じられなくもない。とは言え、別の意味で自民
党の補完勢力となっていることも否めない。
維新の党も、市場原理主義が基本にある限りは、委ねる気持ちにはなれない
だろうし、二人の代表も何とも胡散臭い。
胡散臭いと言えば、次世代の党も完全に自民党の最右翼を抽出しただけの集
団で、まさに自民党の補完勢力である。
生活の党も、理念は、まさに国民が望むべくものであって、これが大きな支
持を得られないと言うのは、やはり、官僚とマスメディアが結託してつくり
上げた小沢は真っ黒キャンペーンが未だに尾を引いており、アレルギーが大
きくて、厳しい状況である。

55年体制時から名実共に自民党の補完勢力であった、社民党はその存在価値
が失われ、護憲政党も今は昔で、自民党と組んだのが終わりの始まりだった
のか、党の消滅の危機に瀕している様相である。
東海林太郎のようなまん丸眼鏡が党首の是々非々が党是の新党改革も、お祭
り騒ぎに大枚払って参加している風は否めない。

何れにしても、この選挙は、自民党の一人勝ちには違いがなく、主権者国民
にとって、この選挙がもたらすものは、夜明けどころか、行き着くところま
で行って、漆黒の暗闇の中を出口をまさぐり、そのうえ刺すような痛痒を肌
で感じないことには、国民が本当に渇望するような夜明けは来ないかも知れ
ない。そう言う意味では、今は、日没が始まるところかも知れない。