予想どおり

今朝の朝刊各紙を読むと、欺瞞に満ちた記者会見だったらしい
ことが覗える。
本当に彼の場合は、郵政改革の時の小泉同様、病的と言える偏
執さで改憲に拘り、様々な姑息な手段を用いて、ある意味安定
している世の中の乱しにかかっているようにさえ見える。
彼がこれまでやったことと言えば、消費税増税であり、社会保
障の改悪であり、労働者の権利の剥奪であり、もっと言えば国
家の切り売りであり、国民生活にとって、何一つ良かれと思う
ことが無いのが実情ではないだろうか。

今回の集団的自衛権行使容認についても,国民の安全を守るため
と称して、情に訴えたようだが、薄っぺらの彼がすることは、
情などと言う言葉はおよそ似つかわしくなく、別の魂胆が透け
て見える。

昨日の記者会見を見た多くの国民は、何と優しい首相なんだろ
うと見事に騙されるのだろうか。
そこには、用意周到に計算された、国民の騙しテクニックが様
々な場面で効いている。政府は国民を騙すものである。それは、
決して国民の為ではなく、ごく一部の者の利益の為にするもの
である。
騙し、捏造、洗脳の元凶であるＮＨＫをはじめマスメデイアと
は蜜月な関係が築かれており、あれだけの回数の酒食をともに
すれば、仲間としての情が湧くと言うもので、仲間の悪口を書
き立てるマスメデイアなどいるはずもない。こうやって、安倍
王国はこの先、約3年は安泰なのである。


一方、漫画の「美味しんぼ」の鼻血事件は、眠っていた子を起
こされたので癪に触ったのか、官房長官はじめ閣僚が口を揃え
て風評被害だといって、雁屋氏や関係者を声高に人権侵害に値
するような発言を繰り返し火消しに躍起になっている。

これとて、フクイチの爆発事故は収束などしておらず、実態は
全く把握できていない状況を見れば、この事故に注ぎ込まれる
国民の血税は天文的数字となるわけで、アンダーコントロール
などと言って世界を騙してまで東京五輪をするような状態では
ないだろう。

笑ってしまうのが、鼻血をはじめ、健康問題で当時の民主党政
権を追求していた、森まさ子はじめ自民党議員が、立場が逆転
したら、言うことも逆転したことだろう。まあ、政治家というのは、
如何にいい加減なものかがこれを見ればわかるわけで、自己保
身と欺瞞の塊が正装して赤い絨毯の上を歩いているようなもの
だろう。

いずれにしても、安倍が目指す政治は、憲法改悪、ＴＰＰをは
じめ小泉構造改革バージョンアップの売国・壊国・棄民政策で
あり、今後、先が見えている結論に向けて、どんな方法で国民
を騙すのか気が抜けない。