半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

プチ夏休み気分

2013年07月15日 23時59分26秒 | 日記
三連休の最終日、俳人一茶の足跡を北信州に訪ねた。
先ずは、生家がある信濃町にある一茶記念館とその近
くにあるお墓と俳諧寺を訪ねた。ボランテイアガイドさん
の説明を興味深く聴いた。ところで、信濃町と言えば
昔から“信州打刃物”で有名なので、昔行ったことが
町の物産館に行ってみたが、時代の趨勢か見る影もな
く、廃館となっていたので、道の駅“しなの”に行って
みると、連休のせいかかなりの盛況であった。
お目当ての刃物類は見当たらず、草取り鎌があったの
で、これを買い求めた。今度、ゆっくりと鍛冶屋さんを
訪ね、気に入った鎌を探してみたい。

その後、一茶とゆかりが深い高山村にある“一茶ゆかり
の里 一茶館”を訪ねた。一茶が高山村に長逗留した際
に使用したという豪農の離れ、“水石亭”も移築されて
おり、当時、彼は、多くの門人達に慕われていたことを
伺い知ることができた。
              
           屋根のギザギザは、一茶の波瀾万丈の人生を現しているらしい

次に、有名観光地の小布施に寄り、名物の栗おこわで昼食
をとり、「痩せがへるまけるな一茶是に有」で有名な岩松
院に行き、一茶が詠む時に眺めたと言われる池を見た。
このお寺は、何と言っても葛飾北斎の天井の八方睨み図が
有名で、この日も多くの観光客が熱心に観覧していた。

その後、一茶にゆかりのあると言う、須坂にある“豪商の
館 田中総本家”を訪ねた。広大で贅を尽くした造りに圧
倒され、ここまで成功するには、相当な運と智恵と財力が
必要だったのだろう等と不純な思いで往時を偲んだ。
しかし、生憎と一茶ゆかりの物は不明であった。
          
        屋根が一定勾配ではなく曲線が施されている  

さすがに、1日に4箇所も巡ると疲れたので、畑仕事でも
して疲れを癒やそうと畑に直行して、早速購入した草取り
鎌を試したが、用途が限られそうであった。

このプチ一茶ツアーは、一茶の没後180余年も経過して
も、未だ、多くの人に影響を与えている彼の功績と壮絶な
生き様をあらためて、確認することができた。
まだ、信州にはゆかりの地が数多くあるので、今度は少し
涼しくなったら、吟行を兼ねて訪ねてみたいと思う。