半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

経済が全てに優先するのか

2013年04月26日 16時58分05秒 | 日記
相変わらず、舌足らずどころか、全てにおいて寸足らずで幼稚な
政治屋アベによる政治が、順風雨満帆のようで一見全てにおいて
上手くまわっているようである。
なによりも、米国の息がかかった公告代理店からの公告費で飼い
慣らされたマスメデイアによる雰囲気作りが相当に功を奏している。
今は、人でも殺さない限り彼らの言動に対する責任の矛先など向く
はずもない。

世論調査によるとアベの経済政策を支持する人が7割近くいて、
TPP参加に賛成する人も6割を越えているらしい。
連日、円安だ、株価が上昇したと騒がれると普段全くと言って良い
ほど経済に関することに興味が無い人でも、何か世の中が良い方向
に向かう兆しがあるように錯覚を起こしてしまい、まるでアベの存在
どころか彼を取り巻くものの全てを肯定するようになってしまってい
るのだろう。流されやすい国民の特性がみごとに発揮されている。

経済本来の目的は、国民の幸福と生存のためのツールであったはずが、
市場原理主義が台頭してきたあたりから、金儲けが全てであり,そのため
には全てのものに経済活動が優先する世界が構築されてしまった。

社員の年収は100万円でも仕方がないなどと言い出す経営者の論調に
同意する者も労働者サイドに居そうだから何をか言わんやである。
挙げ句に、利益を上げる為には、社員が鬱になっても仕方がないと言い
放つ。しかし、今時、生活保護者の受給額でも、100万円を越えてい
るのに、彼には社員の生活が見えないらしい。まるで、社員は使い捨て
の部品の様である。それは、彼が世界中の店舗で売っている、軽薄短小
で物の価値が見いだせない品物と同じである。

昭和の終わり頃までは、経営者の役割は、社員を幸福にすることであった
はずだ。
1人の社員の後ろには何人もの家族がいて、その家族の幸福の為に働く
お父さんをサポートするのが社長の役割であったはずだ。兎に角、株価
優先、株主優先で社員は二の次である。社員の幸福を考えない企業に未来
などない。


名残雪 いっそ花など 散らしてしまえ(粗茶)