半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

先ずは棄て去ることから

2013年04月04日 08時06分04秒 | 日記
自宅のパソコンデスクにある義母が造って呉れたペン立てをひっくり
返してしまった。
拾う時に散乱した物の多さに驚いた。いつもは整然と整理されて其処
にあるものだと思っていたから、ただ床に散らかって所在無げにして
いる物たちを眺めていたら物の存在価値について改めて考えさせられた。

何と無駄な物が多いことだろうか。そんなつもりで部屋の中を見回して
みたら、10年以上も触ってもいない物が一つや二つではない。多分、この
先も、その物たちは自分の個性を発揮することもなく、自分の身の処し方
もままならず、ただ、其処に鎮座するだけの人生を送るのだろうか。

物には、使われて輝きを発揮する物やただ、其処に存在することで価値を
発揮するものもある。
しかし、必要とされない物たちはどうすれば良いのか。利便性を追い求める
人間の都合に付き合わされ、最期は棄てられる運命とは何とも寂しいでは
ないか。

そんな物たちと人を重ね合わせてみたら、何となく胸に落ちるものがあった。
人生も折り返し地点を過ぎた今、身辺整理をし、不要な物は棄て我が心身に
ついた余分な脂、輝る錆などを削ぎ落とすことを肝に銘じて今から始めない
ことには、此のマンネリや倦怠から抜け出せない。


初畑 土がはしゃぎ 吾は笑う(粗茶)