夫が糖尿病だと誰がご飯を作っているかになって、奥さんに殺されちゃうよということになるらしい。
夫は昨年から義理の兄より電話で「うちで暮らさないか?食生活を管理してあげるからおいで」と言われている。
しかし食事を作るのは義姉である。
そのことを1年、漠然と考えていたが嫌な気分だった。
しかも4月ごろ、頼んだものを義姉に届けてもらった時なかなか夫の帰りが遅かったので電話を入れたら「今、えみちゃんに殺されちゃうよって言われていたところだったんだよ」と夫が言った。
30年ほど前もコバちゃんが義姉の家から帰ってきて、血圧が高いのと糖尿のけがあると言われたことを義姉の家で話したら、殺されちゃうよと言われたと言っていたのを思い出した。
またかあ、と思った。
おととい私は、「殺されちゃうとはどういうこと?私の作ったものを食べてなったわけでなく、糖尿病はおばあちゃんからの遺伝だったでしょう」と言った。
さらに「あとは家族に誰も糖尿はいないし、味付けはうす味が気に入らなかったくらいなのに。」
「うるせえな、そんなことでこっちに来るな!何が言いたい!だからどうした。」
大きな声で言うのだ。
この人は内緒話はもちろん、話し合いができない人だなと思った。
「それだと、包容力のかけらもないね」と言ったら、またまた「うるせえ!」と言うのだ。
なんと語彙が貧しいのか。うるさいというその言葉しか出ないの?と、思った。
義兄が言った言葉だと言うことはわかった。
義兄は思い込みが強い人で、親類から送られて来るお中元やお歳暮をたったひとことのために思い込みを強く持ち、スイッチが入り、何年間も受け取り拒否をしたことがあった。それはまだ続いているようだ。
そのように私を捉えているのだろうなと思った。
しかし待てよ…と思った。
何でも白黒はっきりさせなくても良いのだと。
私は、どんな人からでも良い人だと思われたいのかい?そんなの無理だし、第一そんなに良い人ではないし。
どちらかというと、私は良くない人なのだ。
だから悪く思われていれば丁度良い。良い人ぶる必要もない。
夫はあの「うるせえな!」に込めたのは、「つべこべ言わないで黙っていろ、相手はどういう人か知ってるだろう。とうの昔から知り尽くしてるはずだろう!」と言いたかったのか。
わからないが、そう思うことにした。
そして納得して眠った。
翌朝夫は、特に明るい声で「おはよう」と言った。
それで私はやはりな、と思った。
夫のうるせえなとかあっちへ行けなどという言葉は、夫にとっては「心配ない、気にするな」と言ってるくらいのものなのだろう。
「それは気を悪くしたね、可哀想に。そんなことはないからあまり気にしないでね」なーんて、口が裂けても言えないのだね。
変なの。
若い頃は、甘い言葉も結構言ってたな。
紳士ぶっていた。
メッキが剥がれたのか?
いつの間にか明治、大正の男になってしまったのか。
甘い顔すると、私に舐められると思っているのかな?
私もこの前夫に対抗して「うるせえ、このやろう!」と口真似して夫に言ってみた。
あれはすっごく気持ち良かった。
今度言われたらこう言ってやろう!
「お前こそうるせえ!黙ってろ!」
よしっ、これでおあいこだ。
夫は昨年から義理の兄より電話で「うちで暮らさないか?食生活を管理してあげるからおいで」と言われている。
しかし食事を作るのは義姉である。
そのことを1年、漠然と考えていたが嫌な気分だった。
しかも4月ごろ、頼んだものを義姉に届けてもらった時なかなか夫の帰りが遅かったので電話を入れたら「今、えみちゃんに殺されちゃうよって言われていたところだったんだよ」と夫が言った。
30年ほど前もコバちゃんが義姉の家から帰ってきて、血圧が高いのと糖尿のけがあると言われたことを義姉の家で話したら、殺されちゃうよと言われたと言っていたのを思い出した。
またかあ、と思った。
おととい私は、「殺されちゃうとはどういうこと?私の作ったものを食べてなったわけでなく、糖尿病はおばあちゃんからの遺伝だったでしょう」と言った。
さらに「あとは家族に誰も糖尿はいないし、味付けはうす味が気に入らなかったくらいなのに。」
「うるせえな、そんなことでこっちに来るな!何が言いたい!だからどうした。」
大きな声で言うのだ。
この人は内緒話はもちろん、話し合いができない人だなと思った。
「それだと、包容力のかけらもないね」と言ったら、またまた「うるせえ!」と言うのだ。
なんと語彙が貧しいのか。うるさいというその言葉しか出ないの?と、思った。
義兄が言った言葉だと言うことはわかった。
義兄は思い込みが強い人で、親類から送られて来るお中元やお歳暮をたったひとことのために思い込みを強く持ち、スイッチが入り、何年間も受け取り拒否をしたことがあった。それはまだ続いているようだ。
そのように私を捉えているのだろうなと思った。
しかし待てよ…と思った。
何でも白黒はっきりさせなくても良いのだと。
私は、どんな人からでも良い人だと思われたいのかい?そんなの無理だし、第一そんなに良い人ではないし。
どちらかというと、私は良くない人なのだ。
だから悪く思われていれば丁度良い。良い人ぶる必要もない。
夫はあの「うるせえな!」に込めたのは、「つべこべ言わないで黙っていろ、相手はどういう人か知ってるだろう。とうの昔から知り尽くしてるはずだろう!」と言いたかったのか。
わからないが、そう思うことにした。
そして納得して眠った。
翌朝夫は、特に明るい声で「おはよう」と言った。
それで私はやはりな、と思った。
夫のうるせえなとかあっちへ行けなどという言葉は、夫にとっては「心配ない、気にするな」と言ってるくらいのものなのだろう。
「それは気を悪くしたね、可哀想に。そんなことはないからあまり気にしないでね」なーんて、口が裂けても言えないのだね。
変なの。
若い頃は、甘い言葉も結構言ってたな。
紳士ぶっていた。
メッキが剥がれたのか?
いつの間にか明治、大正の男になってしまったのか。
甘い顔すると、私に舐められると思っているのかな?
私もこの前夫に対抗して「うるせえ、このやろう!」と口真似して夫に言ってみた。
あれはすっごく気持ち良かった。
今度言われたらこう言ってやろう!
「お前こそうるせえ!黙ってろ!」
よしっ、これでおあいこだ。