他市では新型コロナ対策の市の独自支援策を5月中旬までに市の広報紙などで公表し、実施に移っているのに、なぜ習志野市は動かない?という市民の声が高まる中、習志野市も5月13日にやっと「市議会議員の会派代表だけに知らせる」という形で支援策案を出してきました。
〇中小企業者等への助成20万円
〇障害福祉サービス・介護サービス事業者に1事業者あたり10万円
〇認可外保育施設の減免分保育料助成
〇ひとり親家庭への1世帯5万円支給
〇学校給食食材納入業者への補助
〇住宅困窮者への住宅確保給付金(単身者の場合、月46,000円まで)
〇救急隊員の感染防止着追加購入
などだそうです。
他市よりだいぶ遅れて支援策を出してきた割には、きちんと他市を参考にしていないようで、
〇ひとり親課家庭への補助額が少ない
(例えば、松戸市や柏市は、ひとり親世帯に、児童1人8万円、2人12万円、3人14万円、4人目以降は1人あたり2万円加算)
〇子育て世帯(児童手当受給世帯)への補助がない
(例えば、野田市は、国の臨時特別給付金「児童1人につき1万円」に「児童1人につき5千円」の上乗せ)
など、貧弱な内容になっています。
ちなみに他市では更に独自支援策を強化しており、それ以外にも、松戸市では10万円の特別定額給付金を、最短で申請から2日で受け取れるようにする、など市民に寄り添った姿勢を示しています。
(5月20日付毎日新聞)
(5月19日付東京新聞:習志野市の記事も載っています)
(5月20日付読売新聞)
(5月20日付毎日新聞)
(5月20日付読売新聞)
習志野市が「財政難」というのはウソ
なお、習志野市は、「財政難」を理由に、市民への支援策をしぶっているようですが、
全国の地域(都道府県と市区町村)、計1,765地域を対象とする財政力指数についての2014年度地域ランキングでは161位、とかなり上位で、決して「財政難」とは言えません。
(平成30年度の財政力指数は0.94です。1.0を超えると、「財政にかなり余裕がある自治体」として地方交付税をもらえなくなります)
http://area-info.jpn.org/KS02002All.html
市がいざという時のために積み立てている「財政調整基金」(平成30年度で53億円)も余裕があり、今のような時こそ使ってください、と市民の方が宮本市長に手紙でお願いしたのは、間違っていません。
https://www.pref.chiba.lg.jp/shichou/zaisei/zaiseishihyou/documents/map2_h29zaiseichouseikikinhiritu.pdf
習志野市よりずっと財政状況が厳しい自治体でも、「首長のリーダーシップ」でコロナ対策を頑張っている、という記事が5月29日号「週刊朝日」に載っています。
習志野市も見習って欲しいものですね。
(最後におまけ)
ブログ読者の方から、コロナ情勢を詠んだ短歌を送っていただいたので、ご紹介します。
「やっと貰(もら)える十万円に
大家が出せと 手を伸ばす 家賃と
なんだ お前は 鬼のよう」
「在庫の出だしたマスクの市場
寄付すりゃ 薬屋 忠義者
市政を救う忠義者
なんだ お前ら 屁(へ)のようだ」
「渋々(しぶしぶ)削った10パーセント
次の選挙はよろしくと
なんだ お前は 屁のようだ」
おあとがよろしいようで…
もっともっと習志野の句をご披露ください。
楽しみにしたおります。
ありがとうございました。
食い入るように見るのは、市長、副市長、議員たちが数十パーセントの報酬を住民のために差し出した記事です。
他市では当たり前のようにしていることが、なぜ習志野ではしないのか。できないのか。
市長は殿様。議員たちはだんごむしだからなんだと、情けなくなります。
やっと発表した習志野市の支援策。
このレベルのことがなぜ、すぐにできなかったのか。
財政難を掲げるなら、市長の報酬を2/3減らし、議員定員を削減し、報酬は議会出席日×1万円。
お金がほしいだんごむし議員は、稼げる職業を持ってから立候補しましょう。