住みたい習志野

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医療従事者への数十億の募金を集めた「キャプテン・トム」100歳で逝く

2021-02-03 16:49:40 | 新型コロナ

(「住みたい習志野」読者からの投稿です)

昨年4月、自分の庭を端から端まで、歩行器を使って1日5往復する募金活動を行い、医療従事者のために約47億円を集めた“キャプテン”トム・ムーア氏(100歳)が、2月2日、コロナで亡くなったそうです。ジョンソン首相まで追悼の談話を発表しました。

コロナ危機の英雄逝く 歩行募金で47億円集めた100歳キャプテン・トムが死亡 ワクチン接種せず(木村正人) - Yahoo!ニュース

<特派員の眼>キャプテン・トムの奇跡:東京新聞 TOKYO Web

 新型コロナウイルスが猛威を振るう英国で、百歳の退役軍人トム・ムーアさんが一躍スターになった。莫大(ばくだい)な寄付金を集め、歌手としてヒットチャートを駆け上がり、誕生日カードは孫が通う学校の講堂を埋め尽くした。ムーアさんに起きた奇跡を振り返る時、コロナとの闘いで「英雄」を求めた英国民の心理に思いが至る。
 ムーアさんは四月上旬、同月末の百歳の誕生日までに自宅の庭で二十五メートルを百周すると誓い、インターネット上で、国民保健サービス(NHS)への寄付を募集。目標は千ポンド(約十三万円)だった。英メディアは、第二次世界大戦を経験した彼を「キャプテン(大尉)・トム・ムーア」と呼び、こぞって報道。歩行器を使い懸命に歩く動画は共感を呼び、寄付はみるみるうちに膨れ上がった。
 早々に百周を終えたムーアさんは、さらに寄付を募ろうと、サッカーの賛歌として名高い「You’ll Never Walk Alone」をミュージカル俳優とのデュエットで発売。「闇を恐れるな」「歩き続けろ」「君は決して一人じゃない」という歌詞と歌声が感動を呼び、最高齢で英国のヒットチャート一位を獲得した。
(以上、東京新聞TOKYO WEBから抜粋)

99歳で歌手デビューし、ヒットチャート1位に!

戦争の時にもユーモアを忘れないイギリス人

 イギリス人はこういうユーモアが上手いですね。日本人は「マスク警察」などと、どこか相互監視と密告の時代を引きづっています。日本でも誰か、ギスギスした空気を笑いに変えてくれるユーモリストが現われないですかねぇ。

 因みにムーア氏は第二次大戦の勇士だった由。第二次大戦中、イギリスが危うかった頃のジョークというものもたくさん残っています。

ドイツ空軍が、「史上最低の」イギリス空軍に撃破されちゃった、というユーモア
 英本土航空戦「バトル・オヴ・ブリテン」はドイツ空軍の優位に進行していた。ベルリンの放送は今日も、「史上最低の」英国空軍が抵抗らしい抵抗もできずに撃破されたことを伝えていた。しかしある日の戦闘では、戦況が逆転した。その日のBBCはニュースの時間にこう伝えた。「ゲーリングの空軍は史上最低の英国空軍に撃破されました。」…。史上最低の空軍に撃破されてしまったドイツ空軍は史上最低以下だ、というお笑いですね。この余裕に、イギリス特有の不屈の精神、ジョンブル魂がある。

ナチス・ドイツの爆撃で出入り口を破壊されても「お客さまのために出入り口を拡張しました」というデパートのユーモア
1940年夏。
ナチス・ドイツ軍によるイギリスへの爆撃で、ロンドンは激しい被害を受けました。
たくさんの建築物が破壊されて、市民の生活に大きな被害が出たのです。
 
このとき、ロンドンを代表するデパートであるハロッズは、ナチス・ドイツの爆撃で出入り口を大破させられました。
しかし、爆撃の翌日にはもう営業を開始していたのです。
ハロッズはナチスドイツの攻撃に対し、次のようなユーモアで返しました。
「当デパートはお客さまのために、本日から出入り口を拡張しました」

 日本では残念ながら、戦争中、ルーズヴェルトや蒋介石をおちょくったジョークというものは寡聞にして聞きません。国民性なんでしょう。

習志野のドイツ人捕虜収容所でも「ビール腹の捕虜運搬レースにビールを賭(か)ける」こんなユーモラスな賭けごとをやっていた

 習志野収容所にも、こんな面白い写真が残っています。


ビヤ樽を割ってこしらえた手押し車(いわゆるネコ)に、これまたビヤ樽のような男が乗せられ、さらにそれを、同類がお腹を突き出して押している。これは何の写真か、最初はわかりませんでした。後に出てきたある捕虜の手記で、やっとどういう場面かがわかりました。

 キャプテン・ツィンマーマンとキャプテン・レーマンはある時、他の一人の戦友と、彼らが互いに一方を手押し車に乗せて、収容所のまわりを押して歩くという賭けをした。この賭けに何本のビールが賭けられたのか私は知らないが、実際に決着がついた。最初に一人が他方を2,300メートル押し、今度は他方が押した。二人が太鼓腹をあえがせあえがせして、大汗をかいて収容所のまわりを回ると、収容所中は陽気な大騒ぎになった。

大騒ぎに思わず、カメラマンも貴重なフィルムを一コマ費やしたのでしょうね。

 そう言えば、キャプテン・ムーアの話も、最初は、100歳の爺さんが自宅から一歩も出ずにコロナ支援金を集められるか、という賭けだったみたいですね。「80日間で世界を一周できるか」という賭けもありました。

話は変わって、千代田区長選

 ところで、千代田区長選は都民ファースト側が自公推薦候補を破ったそうです。

千代田区長選 元都議の樋口高顕さんが自公推薦候補を破り当選 23区で現役最年少区長に:東京新聞 TOKYO Web

 5期20年務めた前職が一般には販売されないマンションを優先購入していたということで、区議会に百条委員会が設置され、前職は引退を表明という事態を受けての選挙でした。

 

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2021-02-04 07:02:13
日本のNHKに当る公共放送BBCは、毎年4月1日のエイプリルフールに、ニュースのアナウンサーが真顔で、大ウソお笑いニュースを流すので有名ですね。
国会議事堂の有名な時計台ビッグベンが、この度デジタル化されることになった。ついては不要になった時計の針を先着2名にプレゼントします、と放送したところ、ジョークがわからない日本人からたくさん応募があった、ということです(笑)。
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鈴木県知事の自宅 (こん)
2021-02-04 10:52:26
一昨年の台風のとき、森田健作こと鈴木栄治千葉県知事は、台風被害に対応する県庁職員を見捨てて富里の「自宅」をして気に視察に行ったということを忘れません。また、台風災害の最中に帝国ホテルの床屋に行ったという話しもありました。習志野市長も「わがための政治」に熱心なようですね。
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