隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0052.義眼殺人事件

2000年06月13日 | リーガル
義眼殺人事件
THE CASE OF THE COUNTERFEIT EYE
読了日 2000/6/13
著 者 E・S・ガードナー
Erle Stanley Gardner
訳 者 砧一郎
出版社 早川書房
形 態 文庫
ページ数 334
発行日 1978/06/30
ISBN 4-15-070214-4

 

上の著者名をクリックすると、今まで読んだ著者の作品一覧へ移動します。

 

リー・メイスンシリーズ、極く初期の作品。
シリーズの魅力は何といっても迫力ある法廷場面だが、もう一つ冒頭のユニークな事件の依頼がある。
この作品も、義眼のセットを持参した依頼者は、充血した(様に作られている)義眼がすりかえられて犯罪に利用される可能性があるというのだ。メイスンは防止策として探偵のポール・ドレイクに半ダースほどの義眼を手に入れるよう命じるが、間に合わず、事件が発生した・・・・。

 

~~~・~~~・~~~・~~~・~~~

にもちょっと書いたが、ペリー・メイスンシリーズは1957年~66年にかけてTVドラマ化され、271篇のエピソードが放送された。制作には原作者のガードナーも監修に立ち会ったらしい。その後、1985年にメイスンとデラ・ストリートは同じメンバーでレイモンド・バーが亡くなるまで26作品が2時間ドラマとしてリメークされた。
すべてオリジナル脚本だったが、僕は、リメーク作品の方が原作同様好きだった。「義眼殺人事件」を最初に読んだのは、50年近くも昔のことで、殆ど筋書きは忘れていたが、終生の敵役となる検事・ハミルトン・バーガーとの対決が懐かしい。

 

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

最新の画像もっと見る

コメントを投稿