隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0715.硝子のハンマー

2006年03月27日 | 本格
硝子のハンマー
読 了 日 2006/03/27
著  者 貴志祐介
出 版 社 角川書店
形  態 単行本
ページ数 493
発 行&nbsp:日 2004/04/20
ISBN 4-04-873529-2

 

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たしても、本は読んでみないと判らないということを実感。この著者の名前だけは書店の棚でよく見かけていたので知っていたが、ホラー小説のようなので、全く興味がなかった。
amazonのHPでおすすめ本として紹介していた中で、著者初めての本格という文句が気になって、買って読んだ。中古本が安かったと言うことも買う気になった一因なのだが・・・。読み始めてすぐに、読みやすい平明な文体と、興味を引く筋運びでストーリーに引き込まれた。

テナントビルの最上階・12階の密室で会社社長が撲殺された事件を、容疑者として逮捕された専務の弁護士・青砥純子と、純子に依頼され謎解きに参加する防犯グッズ店の店長・榎本径の二人が調査に挑む。
殺害された社長・潁原の会社・ベイリーフは介護会社で、株式上場を目前に控えており、事件のあった日曜日も社長、副社長、専務と出勤していたのだ。登場人物はそれほど多くなく、現場の状況もセキュリティに阻まれ、容易に人が近づけない状況の中で、いかにして殺人事件が起きたのか?
と、不可能犯罪に対する興味を引く設定。

 

 

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