隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0781.ギャングスター・レッスン

2006年12月01日 | サスペンス
ギャングスター・レッスン
読 了 日 2006/12/01
著  者 垣根涼介
出 版 社 徳間書店
形  態 単行本
ページ数 380
発 行 日 2004/07/01
I S B N 4-1-861870-4

 

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十歳になって東南アジアの放浪から帰ったアキ(辻本秀明)を乗せたインプレッサは、大通りに面してそびえ建つ薄茶色の建物についた。

冒頭のシーンに登場する車、このインプレッサがフルチューニングを施してあるとの説明に、僕はオーストラリア映画のヒット作「マッド・マックス」を思い浮かべた。
主演のメル・ギブソン氏を一躍スターダムにのし上げた映画だ。この映画が日本で公開されたのは1980年ころだったか、当時僕はまだ車に興味を持っていたころだったから、映画の中でマックスの警察の同僚がチューニングしたV8エンジンのスーパーチャージャーをを駆って、暴走族集団に立ち向かうこの映画を何度見たことか。腹に響くエグゾーストノートに、胸を弾ませていたのは遠い昔となった。

1年の準備期間にアキは身体づくり、車の知識を始めとした必要となるあらゆる知識を詰め込まれて、計画に適応するための準備をするのだ。つまり、タイトルの通り、ギャングになるための教育が始まるのである。
まさに映画的なスタートだが、フランス映画を思わせるストーリーの行き着く先は…。

 

 

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