隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

1780.矩形の密室

2017年09月26日 | 本格
矩形の密室
読了日 2017/09/26
著 者 矢口敦子
出版社 徳間書店
形 態 文庫
ページ数 347
発行日 2009/09/15
ISBN 978-4-19-893044-8

 

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ラマになったのをみて、8年ほど前に「償い」を読んだ。内容は全く思い出せないのだが、その後本書を買っているくらいだから面白く読んだのだろう。面白い本を読んだ後、同じ作者の本を読みたいと思うのは、誰でも同じだろうと思うが、僕は特にその傾向が強いらしく、BOOKOFFなどで安い文庫本の棚を見て歩きながら、そうした本を探したものだった。
今では、図書館の本ばかりを読んでいるから、書店、古書店を問わず、足を運ぶことはなくなったが、たとえ買わなくとも、本を見て歩くことは楽しいことだ。が、最近僕はそれさえも無精になって、本屋さんに行くこともなくなっている。
ここ1週間ほどだが、間近に迫った天羽支部会に配る、会報の作成に追われて、読書も思うように進んでいない。
自ら蒔いた種だから―会報の発行は2年前に僕が独自に始めたことだ―自分で刈り取るしかないのだが、こうした仕事は、誰でもというわけにはいかないから、手助けを頼むにしても悩ましい問題なのだ。

 

 

ところで、天羽支部会というのは、息子が入所してお世話になっている、ケアホームあけぼの荘を運営する、社会福祉法人薄光会の保護者・家族の会の一つで、年に4回ほど開かれる会合のことだ。
主に法人本部からの報告や通達と、ケアホーム事業部からの予定などの報告、利用者(施設を利用する障害者たち)の日常生活の様子などが、時にはプロジェクターの映像とともに報告される。
そうした内容とともに、薄光会の組織などについて、新しい保護者・家族の会の会員にも、知ってもらおうとする意味で、始めたのが会報だ。過去にしばらくの間、法人の役員をやっていたこともあって、会員相互のコミュニケーションをとることも含めて、いくつかある支部会との差別化も視野に入れて、始めたことなのだが、一年ごとに年寄り度を増す僕に、負担となってきたようなのだ。
しかし、少なくとも5年くらいは続けなければ、という思いもあってまだ投げ出すわけにはいかないので、ちょっぴりジレンマに陥っているというわけだ。

 

 

部会の役員、と言っても男女合わせて4人だが、話し合いで支部会の欠席者にも会報を郵送することになって、前回から50部を作成することになったから、そうしたことも負担を増す要因となっている。というのは言い訳でしかないか。30部も50部も作る手間はたいして違いがないが、小口を糊付けする製本―ホチキス止めは、時に錆びることもあり、重ねると平にならない、などという理由で僕が独自に考えた方法だ―は1冊ずつの全くの手作業だから、手間も時間もかかるのだ。
毎回18ページほどの小冊子が、今回は僕の記事の編集作業の失敗か、あるいは種類が増えたか20ページになった。余分なことだが、しばらく僕はこの製本方法が、独自の発案かと思っていたら、いつかソニー(だったと思う)から送られてきた何かの取扱説明書が同様の糊付け製本だったので驚いた。
この原稿を書くのに探したが、不要になって捨ててしまったらしく見当たらなかった。だが、人が考えることなどそれほど沢山はないのだと、思った次第だ。それでもこうした製本はその他には見たことがないから、ページ数の少ない印刷物にしか利用できないのだろうと、思っているがどうなのだろう?
なんだか訳の分からない話になった。

 

 

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