隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0407.波の上の魔術師

2003年07月18日 | サスペンス
波の上の魔術師
読 了 日 2003/09/24
著  者 石田衣良
出 版 社 文藝春秋
形  態 単行本
ページ数 252
発 行 日 2001/08/30
ISBN 4-16-320280-3

 

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戸則道は大学を卒業したものの就職口の当てもなく、もう一年父親に仕送りを頼みその間パチプロまがいの生活をしている。
あるとき行きつけのパチンコ店、コスモスの店長に「会わせたい人が居る」と、近くの喫茶店に引っ張って行かれた。そこには、先日パチンコ店の前で外宣車の右翼に頭を下げさせた老人が居た。その老人は、小塚泰造という相場師で、白戸をアルバイトとして雇いたいという。
一日1万円、月25万で、という老人に、切りよく30万でという則道の条件が飲まれ、パチンコよりも割りが良いので引き受ける。それからは、経済新聞を隅から隅まで読む毎日が続くこととなった。
老人に相場師となる訓練が施され、白戸則道が相場師への道を歩む過程がテンポの速いストーリー展開で描かれる。

 

 

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