神のダイスを見上げて | ||
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読了日 | 2020/02/27 |
著 者 | 知念実希人 | |
出版社 | 光文社 | |
形 態 | 単行本 | |
ページ数 | 340 | |
発行日 | 2018/12/20 | |
ISBN | 978-4-334-91254-3 |
役の医師が傑作と言える作品を、怒涛の如く生み出すさまは、かつて僕が夢中で読み継いだ海堂尊氏を彷彿させる。作品の傾向は全く異なるものの、僕を夢中にさせる多彩な内容は、多くの読者から好評を得ているようだ。
それは、新刊の出る都度図書館の予約数を見ても分かることだ。以前のように僕は早い時期から予約を入れることがなくなっているから、ある程度月日の経過を経て、予約数の少なくなるのを待っている。
こと読書に関して僕の欲望は鎮まることを知らないから、たくさんの蔵書を持ちながらも、次々と発刊される新刊ミステリーに、目を奪われ心も奪われて、図書館に足を運ぶことになる。
特に好きな作家の新作には読まなくてはという、義務感のようなものが持ち上がって大変。落ち着いてよく考えれば、いやいやよく考えるほどのことはなく、まずは積ン読となっている蔵書を消化するのが先決だが、新刊の魅力には勝てない。

そんなこんなで、著者の作品にしては2018年の作品だから新刊ではないが、比較的最近にファンとなった著者の作品には未読のものがまだいくらかあるから、何しろ全作品を読みたい作家の一人だから・・・。
巨大小惑星が地球に向かって接近中、人類滅亡の日まであと5日。そんな中でただ一人の家族である姉を殺された漆原亮は、その犯人を捜して殺すという目的のため、クラスメートの四元美咲に紹介された人物から拳銃を手に入れる。
だが、第一に疑った人物が何者かに殺害されて、警察から容疑者とみられて尋問を受ける。
四元の偽アリバイによって、釈放された漆原だったが・・・・。
SF的なタイムリミットの中で、唯々復讐だけのために命を懸けて動き回る遼に寄り添う四元。だが終盤に判明した思いもかけない真相に遼は・・・・。

にも書いたかどうか忘れたが、体の仕組みというかある時突然僕はアルコールが飲めなくなった。毎晩ささやかな晩酌―500mlのビール一缶―を楽しんでいたのに、高々コップ1杯のビールで、胸が苦しくなってしまったのだ。
会社勤めの頃浴びるように飲んで、アルコールで酔う気分を思い切り味わっていたことがたたったのか?それが嘘のように消え去った。
大酒のみではなかったが、酒に酔う時の気分は、ストレスも消し去って、何物にも代えがたいものだった。
ところがここ1週間ほど寝つきがあまりよくないので、就寝前に少しアルコールでもと思い、ワインを少しずつ飲んだら、なんとコップ1杯ほど飲んでも、苦しくなるどころかほろ酔い気分になるではないか!
なんだか体質の変化というのだろうか?そこでウィスキーを飲んでみたが、こちらも同じように気持ちのよいほろ酔い気分になった。もうこんなアルコールで酔う気分になることはあきらめていたから、びっくりすると同時に嬉しくなって、毎晩ワインやウィスキーを飲んでほろ酔い気分を楽しんでいる。
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