12.06.20合歓咲く

★合歓咲くや緑の深き藪の中
★台風の過ぎて生駒山明らかに
★せせらぎを覆いて繁し谷若葉*黒谷氏*小口氏


今日は足が張って今一つ不調。先週来の連投で疲れがたまったのだろう。④号は東北沖まで行ってしまった。生駒の山がやけにくっきりと見える。
☆せせらぎを覆いて繁し谷若葉/河野啓一　谷若葉に覆われてはいても聞こえてくるせせらぎの音。みずみずしい若葉やせせらぎの音に何よりの涼しさをいただきました。(黒谷光子)

☆せせらぎを覆いて繁し谷若葉／河野啓一　渓流の涼しげな流れのの音を木々に着いたみずみずしい若葉がいっぱいに茂り、目に優しい景を見せてくれていますね。(小口）

12.06.19梅雨の雨

★ご婦人のくさぐさ話梅雨の雨
★純黄の百合咲く青葉の垣根沿い
★夏台風岩打つ白き波頭

国循斎藤Ｄｒの帰途ＳＳＯＫに寄ったりしていて吹降りの雨に降られる。台風４号は近畿直撃の公算大という。ジェーン台風や第二室戸を想い出す。
裏庭に咲いた純黄色の透かし百合がパッチリとして大変印象的だ。
囲碁本因坊戦を見ている間に④号は串本-尾鷲コースで既に大阪を遠ざかりつつあった。百貨店などは５時６時に閉店したそうだが。
Ｍ先生から心配のメールが来ていたのに気付きあわてて返事を出す。

12.06.18豆蒔く

★ガラス鉢目高きらきら泳ぎゆく→きらきらと目高泳げりガラス鉢○正子師添削
★豆撒くや西には丸き讃岐富士
★蛍篭灯しの消えて淋しき夜


Ｍさん、Ｋさん、，Ｔさんと久しぶりの顔合わせ。千里阪急Ｈの富貴鮨で。帰宅は５時を過ぎて。　愉しく有意義な会食だった。参考情報や回顧談もいくつか。しかしともかくもご婦人方のおしゃべりは簡単には終わらない。

12.06.16梅雨晴れ間-2

★野菜畑耀く青葉拡げ来て
★朝顔のつる伸び始む支柱立つ
★梅雨止みてぽつり一軒釣具店


@ 好きな句★あけぼのの代田をはやす夫婦鴨 /小口泰與　早朝の田んぼに番いの鴨が出てきて勢いよく泳ぎ始めた、そんな情景を想像しました。良く知りませんが水田の鴨は草取りもしてくれて役に立つのだそうですね。啓一
　
昨夜の雨は上がって薄日が差し良い天気。今日は父の日。泰介浩尚子夫々からコンタクトがある。最近の風潮は母の日、父の日と行き届き過ぎている様に想う。テレビニュースを見ていても、お父さんが子供と電車の駅員のまねをしたり、レーシングカーの模型を系を走らせたりの、小市民的な自己満足だけをを煽っているように思えてならない。
プレゼントだ、食事だ、催しだといつまでも子も大変だ。

こ今朝、④のサンデーモーニングだたか。金子教授のその他メンバーの意見はいずれも原発再稼働の政府決定を非難。「停電したらどうするの」、と嘉田知事も橋下市長も脅かして--、原子力村の再生を企て、3.11以前に戻そうという動きになってきていると感じているようだ。
目の前の経済の都合だけを見て、新生日本再出発の絶好の機会を逃しつつあることが嘆かれていた。全て同感だ。

それにしても日本のマスコミ、メディアはなぜこんなに問題意識が欠如し無気力になてしまっているのだろう？　軍部の横暴を恐れて”大本営発表”に何もできなかった反省は何処へ行ってしまったのか？

要するに有史以来人間は何も進歩していない。今も絶え間なく失敗や紛争をを繰り返そうとしている。ギリシャで、シリアで、そしてフクシマ－オオイで。そして、本来寄せ集めで成立したこの国だ。その場しのぎだけは上手な我々日本人は必ずしも優秀な民族ではないのだろう。何事もなんとかうまくことなく行くというのは幻想に過ぎない。この年になってやっと気付いたことではある。

12.06.16飛魚

★飛魚を描く胸鰭ピンと張り◎
★魚の棚煙の匂い焼き穴子
★余り苗何処に植えよう雨もよい

好きな句
★駆け上がる雲の速さよ梅雨の山/桑本栄太郎　本格的な梅雨空になりました。雲がたちまち成長して山にかかり、雨を降らせるこの時季の空模様をリズムよく捉えられたと思います。啓一
AでFさんとT産と碁を打つ。H12年の千里囲碁クラブの会員名簿があったとて、河野啓一３段の名があった由。Fさんは会社の囲碁部でプロに習い、初、２,３段と順次免状を取ったそうな。道理で強い。

★飛魚を描く胸鰭ピンと張り
◎飛魚は胸鰭が長く、それを使って海の水から飛び出て飛ぶ。海上をつぎつぎ飛ぶ様子は、勇ましいが、涼しくも感じる。そんな飛魚を描くには、胸鰭をピンさせ、と印象づけたいのだ。（高橋正子）

12.06.15紫陽花

投句★紫陽花とてるてる坊主と子らの傘*多田氏
★紫陽花を愛で径を通り抜け
★挿し木され見事に咲ける七変化


【好きな句】紫陽花とてるてる坊主と子らの傘/啓一　ほのぼのとした童画のような御句です。子どもたちの傘のカラフルさと紫陽花の彩り、梅雨時を明るくしてくれます。

具子は上賀茂神社へ。あすから本格的な梅雨の到来らしい。花冠８月号の確認。この頃全く①に乗らないのが残念。

12.06.14田水張る

投句★田水張りし里の水車の古びたる
★選定は惜しまず深くバラの枝
★五月晴れ緑の中で深呼吸

繁孝さんが篠山の畑で採れた玉葱を持って立ち寄ってくれる。トルコの話などいろいろ聞いて面白かった。

12.06.13蚕豆

★蚕豆を茹でて蒼さを口に入れ
★明け易すの目覚め嬉しき鳥の声
★露零し真白く開く庭の百合

k萱草の花が庭の奥で乱れ咲いている。一日花だから当然かもしれないが、その辺りだけ風の通り道のように見えてむしろ風情がある。緑地に持っていったのも似たような感じ。

12.06.12ウガンダ

投句
★ビロードの艶かな赤いアマリリス
★萱草の花々見れば風の道
★ウガンダを訪ねし人来夏の午後

好きな句【876】澄む青をたたえてデルフィニウム咲く/多田有花　素敵なスケッチも拝見しました。飛燕草はヨーロッパでいろいろ品種があるようですね。かってベルギーのとある街で種袋を求めたりしたことを思い出しました。

雨もよい、今日は多分雨か。具子は早く病院へ。

12.06.11額の花

★青柿に空見上げれば陽の光
★芝山の滴る如く雨上がり
★夕まぐれほのかに光る額の花

６/10の秀句
今日の秀句6/10◆ ★トマトの芽つんでは青き香を散らす/祝恵子「散らす」がこの句を生きいきとさせ、実際に、「青き香」が読み手まで届くようだ。トマトの青き香に夏らしい清々しさがある。（高橋正子）
さすがに上手いものだ。
好きな句）★マチュピチュの遺跡の話夏土産/祝恵子　遺跡を訪ねた人、その話を聞かれたれた作者。世界が広がりますね。
Tさんに1-1-1持碁。”大失敗してもらわないと勝てんようになった”というものの、”持碁は白勝ち”とお帰りになる。