河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

11.06.28梅漬&9月度案

2011-06-28 17:10:07 | Weblog
★梅雨明けを待てば心は青空に ○*
★梅漬けて氷砂糖の海の中
★アロハ着て涼しき夕べ雲流る*


好きな句 ☆塩つけて丸ごと齧る初胡瓜/敬二 胡瓜のとれとれに塩をつけて丸齧りにする豪快さと爽やかさ。結びの「初胡瓜」が効いていると思いました。

すっかり梅雨明けを想わせるかのような今朝の空。Sの帰り道、白い大きな花がたくさん 咲いている横を通る。泰山木か、くちなしか、よくわからなかったのが残念。

*津本さま ★アロハ着て涼しき夕べ雲流る/を好きな句に挙げていただき、共感のコメントを有り難うございました。倅からハワイ土産にもらったのを着てみたりしております。

 *有花さま◆梅雨明けを待てば心は青空に/を好きな句に挙げていただき共感のコメント有り難うございました。少し暑くてもカラッとした青空がいいですね。

「9月度案」野萱草
①松生うる浜辺に立てば夏の霧
②街を外れて植田静かに広がれり
③生駒山に雲流れゆき野萱草
④メロン掬うスプーンの光なめらかに
⑤新藷をふかして甘き湯気の立ち
⑥青葦や水ひたひたと淀の川
⑦絵団扇に描きたしむらさき露草を
⑧青梅雨に古き日誌を開きおり
⑨軽鴨の子も走り廻れよ水脈曳いて⇒修験者の列に会うのは山開き
⑩風鈴の音聞いてみて吊り下げる