河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

08.10.17秋高し

2008-10-17 17:16:33 | Weblog
(箕面山にて)
老杉の凛と立ちたる秋高し  <推敲
秋天や静かに並ぶ杉木立
滝水の流れさやけく薄紅葉

秋天や山路に沿いて杉並木

AMコーナンへ苗買いに。軽井沢パンジーなど、去年の実績のあるものを少々。ガザ二アも買ってみる。冬越しがどうかとは思われるが。岡本さん随分よくなられたようだ。箕面の森をイメージして3句。

08.10.16秋深む

2008-10-16 20:21:33 | Weblog
ピラカンサ朱く煌めき秋深む
朝寒や児らとりどりの服着たる
暖め酒ほのかな湯気の日暮れどき

百合の木の黄葉混じり来て秋深し

快晴、素晴らしい季節。ピラカンサが目に付く。朝の並木道の心地よさ。
ドクターに白番2目負け。最後に見落としで得し損なっていなければ、勝っていた。
帰って張ー井山の名人戦第5局を見る。井山が盛り返し、半目勝負になっているが、放送時間切れ。結局張の半目勝ち<2連敗3連勝>で王手。
株は又大暴落1000円以上。世界的マネーの流れの変化。原油、トウモロコシ50%以上下落。それでヘッジファンドが株を売って現金化の流れ、ずるずると低迷が続くだろうという。

08.10.14角切り

2008-10-14 18:21:13 | Weblog
角切や雄鹿の跳ねて疾走す
落柿舎や嵯峨野の秋を画紙の上
秋深し信貴山寺の佇まい

昨夜から一日雨。十一月下旬並の気温とか。パソコン椅子に無用の円座が載っていて高さが合わないとわかる。とっぱらったらちょっとましになる。
予算委員会のニュースをちらと見る。それにしても昨夜のプロフェッショナル、水泳のの藤井コーチの話は良かった。株は急反発。底かどうかは判らぬ。

08.10.13花冠創刊号投句(控)

2008-10-13 20:27:45 | Weblog
1 篝火の闇に紛れし鵜の哀れ 
2 青葦の根方にいのちビオトープ
3 森の木々みなそれぞれに天高し 
4 空澄みてさざめく庭の箒草
5 コリウスを真っ赤に燃やす秋夕日
6 夕月や峡渡り行く猿の群れ
7 信貴生駒茜の空を鳥渡る
8 丹波路の新米ずしりと届けられ 
9 秋の雨パリの帽子を着て出かけ
10 山峡の霧流れ行く旅寓かな
 1,2は10月投句分と重複。 
昼前、浩、紀子来。田中さんに絶不調2連敗、TKOでタオル投入。


08.10.1俳句王国NHKより

2008-10-11 18:30:19 | Weblog
BS2;十三夜

船宿の大きな魚拓十三夜⑥
焼餃子匂う家路や十三夜②
青銅の馬が錆びるよ十三夜③
子の寝息酒の肴に十三夜②
霊峰に雲の薄衣十三夜
童謡は月の砂漠や十三夜
リアス式海岸が鳴る十三夜②
静けさの中に濡れ行く十三夜
針山のなかに入る母の髪十三夜①
ハービス会の集まり。安房、細見が欠席。松井さん、小川君、河野(2)の、最小単位でくつろぐ。年金、株安の話題。理系離れは社会の風潮に起因するところ大。小川君演劇部の顧問を何年も。human rightとhumann welfareの違いなど。


08.10.10十三夜句会原稿

2008-10-11 08:33:44 | Weblog
雨上がり金木犀の香のゆかし
童謡は「月の砂漠」や十三夜
山峡の霧流れ行く旅寓かな

SSOK、北町へ歩行練習。平井氏、大塚先輩に礼状。田川夫人(栄さん)から手紙。随分良くなられたようだ。俳句はホトトギス系らしい。
ブログタイトルの変更;設定→変更を保存で水煙を花冠に。矢野氏情報を流してくれ、心強い。「変更」には一呼吸置く必要があるのかも。


08.10.9霧

2008-10-09 22:32:46 | Weblog
狭霧立つ朝の狭庭に下りたちぬ
狭霧立つ山峡の宿に泊まりけり
霧のなか野道を行くや二人連れ

ホンに爽やかな時候になった。
なるべく長い句を心掛けてみようと試みたが、果たしてどうだったか?やはり字面だけでは物足りない。
下村脩博士のノーベル化学賞!
住吉中学‐長崎薬専‐名大助教授(ルシフェリン)‐プリンストン大(おわんくらげーGFPタンパクの分離)。あきらめないでやること、と言われる。読売に、江崎玲央奈、野依良治、下村脩の電話対談が載っている。

08.10.8金木犀

2008-10-08 13:55:25 | Weblog
木犀の色香狭庭の朝日かな
木犀の酒も下戸には用なくて
公園の広きや遥か金木犀

南部、小林、益川三博士にノーベル物理学賞!難しくてサッパリわからぬ領域のことだが、何はともあれ目出度い。
しかし、これをもって日本の基礎科学研究レベルが高いとか、有望とかマスコミも政治かも浮かれないよう注意が必要と思う。高校、大学生の理科離れ、理系離れはいまや憂慮すべき状態と聞いている。iPS細胞の山中 教授をはじめ、氷山の一角が高いからといって、気を許してはばらぬ。、氷はドンドン融けて行っているのだ。
”技術立国”には、幅広い教育の建て直しが必要だと思う。先ず伝統社会のよさの見直し。それから、Ⅰ親、Ⅱ教師、Ⅲ生徒ではなかろうか?。後期高齢者にはどうしようもないこと---。明後日は小川先生の意見も聞いてみたいものだ。

08.10.4栗飯

2008-10-04 21:17:32 | Weblog
初物の喜び今日の栗ご飯
栗飯の香り仄かに夕餉かな
先達の句集愉しき秋灯し

藤田洋子さんの句集「梅開く」を読む。さすがさすが!。柔らかな叙情、細やかな自然観察。大いに参考になるが、とうてい真似は出来ないと思う。
K氏、句歴15年、から礼状を貰い恐縮。句集は出してないとちょっぴり残念そう。