河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

08.10.18木の実

2008-10-18 22:24:12 | Weblog
団栗をはねて駈けゆく児らの足
枝付きの柿の実ひとつ絵手紙に
柿の実の落ちる音かな夜の更けて

朝露の間引き菜グリーンサラダかな

昨日と同じ絶好の天気。句作はやはり進まない。先達の句をもっと学ぶ要あり。
*ひと時を舞う雪虫と陽の中に/志賀泰次★★★★
与えられた「ひと時」を大切に過ごし、いい心境だ。「陽の中に」が明るくて、嬉しい。(高橋信之
*石橋を渡れば月の少し揺れ/丸山美知子★★★★
月夜の抒情をうまく詠んだ。世俗とは別の世界だ。(高橋信之)
・ピラカンサ朱く煌めき秋深む/啓一★★★
ピラカンサの実が枝にびっしりと付き、それ自身でも、日に当ればなお耀き、煌く。その煌きが増せば、秋が深まってゆく。(高橋正子)