河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

5.02新緑ドライブ

2007-05-02 14:26:07 | Weblog
若緑小さく芽吹く山路かな
新緑の山路もときに対向車
山桜大樹もありてドライブ路
新緑の木々竹林と共に揺れ
手さばきは人それぞれに山笑う
緑なすドライブ往復三百円
この先に展望台や風光る

月曜日、あまりの好天気に意見が一致、はじめて家内のハンドルで池田の五月山ドライブウエイに繰り出す。ナビゲーターの出る幕はほとんどなく、助手席で手に汗握るのみ。Uターンの仕方でもめて、2人ともムッツリと帰宅。
  山道は舗装路以外たいへん路面が悪くて、杖突き歩くことも出来ず,スケッチの場所を探して移動するなど、とても。

12 コメント

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好きな句 (齋藤良一)
2007-05-02 20:06:01
 若緑小さく芽吹く山路かな
 手さばきは人それぞれに山笑う
奥様のハンドルでドライブ。それは素敵でしたね。山路を行くと若葉がほぐれて薄みどりに光っているが、その葉はまだ幼く小さい。それが好ましく目に映る。好きな景です。よき句とおもいました。
第二句は「山笑う」がまさに笑いを誘います。そこはかとない笑いを秘めた軽妙な句とおもいました。
当方も今夜から那須まで遠征します。カミさんの運転です。スピード狂ですが、「死なばもろとも」です。では。

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御礼斎藤良一さま (河野渓太)
2007-05-02 21:33:31
貴重なコメントを頂戴し、まことに有り難うございました。2つも拾っていただいて、ほんとに嬉しく思います。小生、6年前まで、もっぱらカミさんを乗せて走り回っていたのですが、今は助手席で、助言が不適切だと文句ばかり聞かされています。 道中のご安全をお祈りします。
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好きな句 (小河原 銑二)
2007-05-04 09:31:05
新緑の山路もときに対向車
手さばきはひとそれぞれに山笑う
緑なすドライブ往復三百円

 天気の良い日のドライブに細い山道に入ってしまた顛末記を他人ごとならずと読ませていただきました。対向車が来ると絶望的になり、相手が憎らしくなります。大変な一日にしては三百円が安いのか高いのか、人それぞれですね。山が笑っていたことだけは確かでしょう。ご安全に!
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印象に残る句 (高橋正道)
2007-05-04 12:50:34
手さばきは人それぞれに山笑う
 同感、共感です。ハンドル捌きは、本当に様々で、
わが家でも、いつも言い合いしています。幾つになっても、二人ともこどもみたいに。”山笑う”は、的確にはまりましたね!
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御礼 (河野渓太)
2007-05-04 15:00:03
小河原銑二様
コメント有り難うございました。今日は句よりも日記のほうをお褒め頂いたものと存じます。山路といっても舗装路で、曲がりくねって幅が狭いだけでしたが--。ちょっとオーバーな表現だったのをお詫びいたします。でも彼女は少し自信がついたのかか、「今度は淡路島へ行こうか?」と言ったりしてています。
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御礼 高橋正道さま (河野渓太)
2007-05-04 15:08:32
ご多分に漏れずの車中論争にピッタリの季語が見つかったように思っていました。コメント有り難うございました。でも、少しふざけすぎたでしょうか?苦し紛れの句とお笑いください。
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好きな句 (清水清正)
2007-05-04 17:38:43
手さばきは人それぞれに山笑う

60才位前の運転手は誰もが一番と思っていますが、乱視が出て車庫入れに苦労するようになると要注意、その上70才を過ぎて、免許更新のための講習で、動体視力や眩光視力のデ-タを出されると、家族が夜間運転を禁止、お互いにア-ダコ-ダと言っている時が花です。吟行に来いと山は笑って招いています。
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御礼 清水清正さま (河野渓太)
2007-05-04 21:45:35
山は笑っていても簡単にはスケッチや吟行には行けないのがこの世代の悩みですね。私は発病以後、意地で講習も受け、更新も済ませましたが、片手運転を危惧する家族から厳しく禁止され、現在は読んでいただいたとおりの他力本願です。
コメントどうも有り難うございました。
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若緑 (あみもとひろこ)
2007-05-06 00:01:17
若緑小さく芽吹く山路かな
山いちめんに吹きだした緑の若々しい色が、目に見えるようです。爽快な、はればれとした思いをいただきました。
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御礼 あみもとひろこさま (kou河野渓太)
2007-05-06 07:55:21
コメント有り難うございました。ほんとにすがすがしいゴールデンウイークでしたね。これから若緑も濃くなって暑苦しい季節になりますが--。
最近、つばきの新芽が艶やかできれいなことに気づきました。しかしそれを句にする力がないのです。
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