河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

春寒

2007-03-12 13:54:31 | Weblog
春さむや杖突く脚ののろさかな
春寒や小鳥陽を得て暮らしおり
春寒く絵の具の乾き速からず
春寒や友の声ありクラス会

朝起きて家中の室内温度を測ってみる。7-11℃、
例年の真冬と全く差がない。先日来の陽気はどこへいったのか?

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
春寒 (あみもとひろこ)
2007-03-12 17:02:58
春寒や絵の具の乾き速からず
この冷え込みで、描かれた絵の、絵の具もなかなか乾かない。乾ききらない絵の具の色も又、冷たく感じられました。奈良は、今日も北風が吹き、寒い日でした。来ると分っていても、やはり春が待たれます。
返信する
お礼 (河野渓太)
2007-03-12 21:25:59
あみもとひろこ様
拙い句にお目を止めていただきありがとうございました。下手な絵を描くような陽気ではないのですが--。ほんとに早く暖かくなってほしいですね。
返信する
春寒 (高橋正道)
2007-03-12 23:07:59
春寒や絵の具の乾き速からず
 絵の具の乾く速度の微妙な違いに、春の遅速を「感じられた繊細な感性に感じ入りました。
絵をお描きになるのですか。油でしょうか?
私も水彩画ですが、手を染めております。春になると絵画展があるので、いそがしくなります。
返信する
お礼 (河野渓太)
2007-03-13 22:29:20
高橋正道さま
「春寒や」の句にコメント頂戴し恐縮しております。もともと年寄り教室で油を習いだしたのですが、5年前に片麻痺に見舞われ、以来ほそぼそと---。家内が油絵や水彩を描いていまして、乾燥と色の変化が話題に上った所から着想しての作句です。
今は俳句ブログが忙しくて絵はすっかりご無沙汰。
当方の絵画展は秋に1回、水か油かどちらか1点がやっとです。
返信する

コメントを投稿