河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

09.01.27山眠る

2009-01-27 17:47:37 | Weblog
クエ鍋を囲み一献浜の宿
寒波来て去り行き山は尚眠る
紅蕾の満ち溢れきて八重椿


色深く熾火残して焚火果つ/河野啓一(正子添削)1/25の秀句に。

焚火が消えるときに、あかあかと熾火が残る。名残惜しさとも、さびしさとも。原句は、「消ゆ」であったが、詩の効果を出すために、思いを入れた言葉、「果つ」と添削した。
僅かなとことで全く句が変わってしまう。大変勉強になった。これを機会にスランプから抜け出たいもの。