杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

別れの余韻

2012年12月04日 | 日記
見たこと有る人だな ?
或る日 或る時 或る場所で

人影を見て私は呟いた、
先方も気がついたようだが
私はそのまま通り過ぎた。

他人の空似 ?
そう思うことにしたのである。

人生で2度と 交じ合うことのない
人に為ってしまった。

一時は、大事に育てたいと思った男
別れは、あっけなかった。

これが、運命の悪戯というもの
なんだろう、
私は、努めてそう思うことにした。

人間は、一宿一飯の恩義が在る !
もうひとりの彼はそう言ったが ?
済んだことである。

もう云うまい 黙って見送ってやれば
いい !
私に残っている情がそう呟いている。

いつかはUの優しさを思い出す時も
あるだろう、
彼がどう判断するか彼が決めればいい。

金の切れ目が縁の切れ目
男義のない者に男義を説いても無駄。

彼が師匠と決めた人間についていけば
良いだけのこと、
どこまで、良い関係が続くか心配だが。

もう、終わったこと、済んだこと、
人生の時間が限られている以上、
付き合う人間の数が決っている以上、

去った人を何時までも追うわけには
いかない、さよならの季節が来たと云う
ことなのである。

木枯らしが舞っている、
冷気が世の薄情を笑っている。

久しぶりの青い空さえも
冷たく見下ろしている。

そうか、もう済んだのか終わったのか
短い時間だったね !

元気でやれよ、
向き合ったお茶会が懐かしいが
振り向かないことにしよう ?

さよならの季節は、おめでとうの季節に
繫がっていく。

彼の淋しい後姿だけが脳裏に残った。 ・・・。。。

                          合掌



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