杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

ねずみ島

2009年10月25日 | 日記
愛媛県八幡浜市真網代(まあじろ)・・・
JR八幡浜駅から車で海岸線の国道を、西予市三瓶町方面へ20分ほど走ると、
大釜という小さな集落に出会う。

その国道といっても貧疎な田舎道で、立派な国道には違いないが、
そこから沖へ100m位だろうか 、小さな小島が鎮座している。

あたかもネズミが座っているような形をしているところから、
地元の人たちは昔から ねずみ島と呼んでいる。

満ち潮の時は、何処にでもあるような離れ小島だが・・・
干潮になると、国道からねずみ島に向かって石ころだらけの浜が現れてくる、まるでねずみの尻尾のような形をしており、歩いて渡ることができる。

潮干狩りの季節になると、貝を掘りに村から親子連れが数組来ているが、
子供達にとっては嬉しい遠足で、ほのぼのとした情景である。

私が子供の桜の季節には、愛媛県で隆盛を極めていた地元の紡績会社が、各工場の社員達をバスに乗せて何千人単位で花見の大宴会を催していたこともある。

一時期、島の頂上といっても、海抜20~30m位だろうか、その平たい
頂上をキャンプ地として利用していた事もあるが、
今では手を入れることもなく、松が生い茂って雑木林の体を成している。

市がリクレ-ション施設等で整備すれば、季節ごとに磯釣りと潮干狩りを
兼ねた行楽客が、訪れると思われるがどうだろうか。

知り合いの市議さんや課長さんを通じて提言してみようかと思っている。

私は、お彼岸の墓参りに帰郷するたびに・・・
小さい頃の思い出を偲びながら、自動車の窓から島を眺めて通っている。

一度、ゆっくり時間をとって、
釣りでもしながら、ご飯を食べてみたいと思っている。

これが、もし松山近郊にでもあれば、
連日、行楽客で賑わうことだろうと思っている。

親に連れられた子供達にとって、
楽しい大切な思い出として記憶に残るだろう。

島の少し手前には、大きな施設の老人ホ-ムができて・・・
そのホ-ムの前の岸には、連日釣り客が訪れるスポットがある。

島の傍の小さな集落には、私の竹馬の友が住んでいるが、
元気だろうか ?
・・ 一度ゆっくり訪ねてみたいと思っている。

今日も北風に煽られた波が、島の岩肌を叩いて飛沫を上げている、
北風がひゅうひゅうと松林の小枝を鳴らし・・・
どんよりと垂れ込めた雨雲が目前に迫ってくる・・・

季節は秋から冬に陽射しを代えて・・・
黄金色に輝く蜜柑の取り入れに向かおうとしている。
猫の手も借りたい程の喧騒の時期が其処に来ていた。 

故郷は母の温もり、いのちの源、我が青春の一里塚・・・。

・・・・・

私は、今、どんなものかと思案している ?
青年団の頃、先輩から伝え聞いた純愛物語が頭に引っかかっている ?

若い男女の、ねずみ島純愛とねずみ島哀歌(エレジ-)
私は、話してくれた先輩自身の恋物語と思っている ?

このラブロマンスは、恋愛小説にならないかと思っているのだが ?

しかし、困ったことに 枕詞がねずみ島では洒落にもならない・・・
ふたりの恋物語が、落語か漫才のネタにされてしまっては・・・
実も蓋もない、
悲恋ものが松竹新喜劇になっては・・・チュウの音も出ない?

〇〇〇島のふたりの純愛・・・!
〇〇〇島エレジ-・・・!    
良いネ-ミングはないものか・・・?

・・・・・

ねずみ島 !  ああ !  ねずみ島 !?   
潮干狩りに戯れた、我が故郷の、愛しき島よ ・・・。。。

                        合掌



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