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杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

白いシンデレラ

2012年07月26日 | 日記
白いシンデレラ

子持ちのあなたを「白いシンデレラ」
私は陰でそう呼んでいました。

私達に、声を交えての会話は有りません、
ただ、離れてじっと見つめるだけ。

貴女の嬉しい笑顔を見たことがなく、
悲しげな、憂いの瞳しか知りません。

きっと、生まれてこの方・・・
心から笑える、喜びを味わったことが
ないのでしょう。

風雪厳しい世の中で、
幼くして父母との別離を経験したの
だろうと 受け取っています。

路傍を歩いた幼馴染か、又は行きずり
の男だったのか ?
束の間の恋をして身ごもった貴女に
更に辛い人生がのしかかって来る。

もしかして貴女は、
あの河原でお母さんに連れられた2人
(犬)兄弟姉妹の1人(犬)だったのか、

私と出会う時の表情に・・・貴女は
心なしか遠くを見る表情を見せます。

遥か遠い、悲しい想い出の蘇る私は、
貴女にその時の真珠を重ねるのです。

その名は 〇〇、
愛らしい可憐な乙女でした。

ひめぎんホ-ルの近くで行きずりの恋を
して、可愛い赤ちゃんを産みました、
これが彼女の悲劇の始まりでした !

私達は、長い月日滂沱の涙を流して
来ました。

貴女を見た時、
心の底から忘れる事の出来ない〇〇 を想い
出しました、
私を慰める為に、黄泉の国から舞い降りて
くれたのだと思いました。

だから、泣くこともせず、
近くまで来て、私の目を、心の底を
読み取ろうとしているのだと思ったのです。

〇〇 を失った私は、
後悔の念に苛まれた人生を歩んできました、
涙もろくなりましたね。

そんな弱気な私を、励ます為に
幾千里の旅を続けて来たあなたは、
忽然と私の前に現れて、ある日を堺に
消えて行ったのです。

私に、弱者を救う役を与えて、
強い心臓をもたらせて、
役目を終えたかのように私の前から消えた。

私達は飽食に馴れ過ぎた ?
他者を思いやる優しさを忘れてしまった、
混沌とする社会は、道標を失って
政治も人も右往左往している。

私は、迷った時や悲しい時は・・・?
いつも空を見上げて我が身を鼓舞して
来ました。

あの空の向うに、
まだ会えぬ、幸せがある !

ふたつの白い犬が、
下界を見下ろして、何事か囁いている、

「もう、貴方は大丈夫 ! このまま誠を
追求してください、何時の日か会える日を
楽しみに待っています・・・!」

見たことのない笑顔を見せて二人(犬)の姿は
消えました。

二筋の流れ星が西の果てに流れて消えた。

白いシンデレラ ! 永遠の恋人達。 ・・・。。。

                        合掌


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