杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

春のお彼岸

2013年03月20日 | 日記
春日和に恵まれて車は一路故郷へ向かう、
紺碧の海を右手に眺めて運転は息子任せ。

助手席で勝手気ままに持論を展開する、
気楽な親父だと内心思っているだろう ?

後ろの席は、昨日綺麗に散髪を済ませた
お澄ましのココちゃんが家内と遠足気分。

途中、国道から脇道に入って津和葺を取る、
予想以上の収穫で、みんな大満足 !

長浜名物しぐれ羊羹を買い求めて八幡浜へ、
約束していた司法書士A先生の事務所へ。

ある委員会の件で意見を伺い知恵を拝借、
その後、大事な相談に乗ってもらった。

含蓄のある専門家の意見はなにものにも
替えがたい、大いに参考になり有り難い。

感謝しながら、故郷の村に向かう、
穏やかな春日和の中、所定の場所に停車、

村の墓地は、父母や兄弟姉妹の眠る墓所は、
静寂の中に佇んでいた。

墓を守る家人達が供えたばかりのシキビが、
午後の陽光の中で生き生きと迎えてくれた。

私は何時もの習慣で必ず墓の中で眠る人たち
に語りかける、
それは現況報告であり、心構えの場合も有る。

今回は、いつもと違う話題も語りかけた ?
「思う存分やれば良い、後悔しないことだ!」

私の命は、9年前に消えた筈だと思っている、
今生かされているのは、この世に何かを残せ!
尽せよと言われているのだと解釈している。

だから、人とは覚悟が違うし、気合が違う、
それを見て眉をしかめる向きもあると思うが
お許し願いたい。

我が命、他者への奉公だと認識している、
だから、損得の基準が人とは違う、
滅私奉公 ! 今の私に在る言葉である。

故郷の太陽が沈む方向に、霞の中の大島が
静まり返っていた。

私が若い頃、絶望に打ちひしがれて必死に
未来を模索して眺めた大島である。

あのセピア色に彩られた光景が明るい光彩に
満ちていた。

人の心の有り様で、景色までもが変化する ?
故郷は、男の心を癒して余りある !

私の竹馬の友 Fちゃんのお墓には、今春の
同級会の延期を報告した。
「来年になりそうだよ !」 

お天道様が苦労しながら誠の道を歩む私に、
あるサプライズを用意しているような気がして
ならない。

それに、甘えるのではなく、自身の生き方で
実現したいと考えている。

陽光きらめく故郷の営みの中で・・・
自慢の同級生達が蜜柑栽培に命をかけている。

来る4月、その中のひとり Kちゃんの孫娘の
座敷雛がきらびやかに披露される !?

桜の花の座敷雛、真穴地方の誇りである。 ・・・。。。

                              合掌


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