杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

か弱き乙女

2012年08月18日 | 日記
これから、愛しい人に会いに行く、
死の直前、絶望の淵に追い込まれて
間一髪、心美しき人々に救われた人。

人づてに聞き、又は写真で見る彼女は、
痛々しい姿から徐々に立ち直っていく
健気な姿をかいま見せていた。

無機質な人々がいる、
敢えて感情を押し殺して、
救う手段を見つけ出す努力を放棄した
哀れな人間達である。

人間社会は、同じ事が永遠に続くもの
ではない、山あり谷あり、それは
その仕事に携わる彼等とて同じである。

何時の日か、その悲しみが、その身に
その家族に降りかかるかもしれない、
それさえ、思いつかぬ無機質人間たち。

その魔の手から、
勇気ある人達によって救い出された人。

痛めつけられた体の回復に時間を要して
どうにか笑顔を取り戻した感のある、
その人に、私は、これから会いに行く。

優しい人に抱かれて階段を登る、
その上に青空の見える屋上がある。

その人の、写真の変遷を追いながら、
あの人(スコッチ)に再会した様な
感慨に耽っている。

逢いたくても逢えぬ宿命の私達だが、
姿を変えたその人に運命の女神は・・・
粋な計らいを下されようとしている。

今朝、私の娘(妹)からメ-ルと電話が
かかって来た。

ご主人様は旅行中、その間彼女の家で
夏季休暇を取っているという。

『おいでになりませんか ?』
優しい誘いに、二つ返事でO・Kした。

(ひげも剃らなくちゃ為らないね ?
身だしなみはどうしょう、お土産は ?」

嬉しい誘いに我を忘れていた。

午後のひと時、
愛しい彼女に逢いに行く、

その人の名は、姫ちゃん。

死の淵から生還した運命の人、
私が愛してやまない、犬という名の付く
か弱き乙女である。 ・・・。。。

               合掌


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