杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

M君のその後

2011年11月12日 | 日記
M君とその仲間たちに登場願ったM君の近況が
分った。

彼の甥が、ある市役所に勤務しているのですが、
私は出向くと彼の席に伺う、
久しぶりに訪ねて、勤務の傍ら短い時間談笑した。

M君の甥は、ある一面は彼の面影を彷彿させるが、
彼と違って、明るいお茶目な好男子である。

9月に帰郷するかも知れないと伺っていたので、
様子を聞きに寄ったのである。

彼は、帰郷していなかった ?
運転免許収得のため、お盆は東京で過ごした模様。

彼には、ふたりの子供がいる (姉弟)
娘さんが中学生の時に最愛の妻を亡くして、
男手で、2人の子供の教育をやり遂げた。

亡くなった奥さんのHちゃんは、私もよく存じて
いて、控えめで穏やかな女性だった。
彼女の姉弟にも公私共に大変お世話になった。

子供2人は、それぞれ結婚して、孫も生まれた。
甥御さんの話を聞くと、孫娘に「じいじい!」 と
呼ばれて相好を崩しているとのことである。

彼の人柄が、そのまま出ている、
責任感の強い、沈着冷静、寡黙な男だが、
胸に秘めた人情味は昔気質を彷彿させる。

その彼が、じいじいと呼ばれて、孫娘を抱く姿は、
演歌の世界の男唄 !?
彼の昔を知っているだけに、私は感無量である。

私をご存知の母上が、郷里にてご健在な由、
「今度、お訪ねしたい !」 と甥御に伝えた。

きっぷの良い母上は名刑事で退職した長男と共に
M君を育て上げた、90歳を迎えられたようで、
元気な今の内に、お訪ねしたいと思っている。

私が青春を闊歩した・・・!
故郷は、千代田町でご健在である。
名曲喫茶、若者で賑わった2階の洋風喫茶。

喧嘩の仲裁をしたパチンコ店も昔のままである。

私の儚い恋を見守ってくれた港町・・・
青春の血潮をたぎらせた千代田町 !

その西へ曲がった所に、竹馬の友が、昔ながらの、
喫茶店を営業している、久しぶりに寄ってみたい。

追憶に浸りながら、町を散策したいと思っている。

八幡浜港の岸壁をフェリ-が離れる、
権現様を仰ぎ見る向灘 (むかいなだ) の段畑一帯は、
色づく蜜柑が黄金色に輝いている。

故郷は蜜柑の香りと採り入れの騒音で活気を呈して
いる。
黄金色、心も軽く琥珀色。

                  
来年のお盆には、故郷に在る妻の眠る墓地に
子供、孫と焼香するM君の姿を見る筈である。・・・。。。

                              合掌

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