
遂に、名鉄「パノラマカー」の一角が崩れる日がやってきた。
7500系が今日、営業運転を終えて定期運用から離脱した。
既に7500系の使用列車が「8月8日から6両から4両に変更される」旨のお知らせが駅に掲示されていた。
この事から、今日が7500系を捉える最後の機会になると考えていた。
しかし、土休日ダイヤにおける7500系の運転本数は少ない。
一番撮りやすい列車は伊奈9:09-東岡崎9:43/9:58-犬山12:05着の普通列車だが、豊橋へ向かう途中、伊奈で待機している編成を見ると、既に別形式に置き換えられているようだった。やっぱりダメかと思ってしまう。
豊橋からの帰り、舞木定期検車場を一部特別車特急の車窓から見る。
電気機関車に挟まれた6両編成のパノラマカーが留置されていた。
側面方向幕があった事から7501Fだろう。
部品が取り外されていたので、解体のために回送される日は近いだろうなと思う。
今日は暑いし、もう帰ろうかと思い始めた矢先、神宮前で金山方面へ回送される7500系を見かけた。
恐らく常滑線系統に入ると睨んで、比較的写真が撮りやすい豊田本町へ移動する。
それにしても、意外な所で遭遇したものだ。
最後の最後でチャンスが貰えたと喜んでしまう。
しばらく待つと、ようやく普通常滑行、7360Gに充当された7509Fがやってきた。
この普通列車が自分で見ることが出来る7500系最後の営業運転の姿、ということになる。

豊田本町を静かに発車していく7509Fを見送って、この日の撮影を終えた。
その後、7509Fは常滑・金山間を一往復して、砂入に留置されたという。
結局、最後の日まで7500系を追い続けたことになる。
本当に一形式が消えてしまう時はあっけないな、と思いながら追ってきた。
まだ「パノラマカー」には元祖・7000系が残っているとはいえ、優等種別用の車両の結末が普通列車、というのも寂しいものを感じる。
しかし、考えてみれば本来の車両投入スケジュールだと7500系の寿命は一ヶ月前に尽きていた筈である。
それが代替車両となる3300系二次車の投入の遅れから一ヶ月長く、その活躍を見ることが出来たのは有り難い話ではある。
今年の名鉄電車、特に7500系を巡る物語も一段落ついた。
次は7000系を中心に追っていくことになるのだろうが、少し休みたいというのも本音ではある。
座席指定席特急用に白帯が入ったり、編成組み替えなどで話題豊富な7000系に較べると、その改良型であった7500系の活躍はどうしてもその陰に隠れてしまい、地味なものに終始したと思わなくもないが、「地味」とか「話題がなかった」というのはそれだけ車両としての完成度が高かったということでもある。
個人的には7000系より7500系の方が好みだったこともあるので、今回の引退は残念というほかない。
しかし鉄道車両の宿命として、いつか廃車の時は来る。
ともあれ、今は「お疲れ様」と餞の言葉をかけるほかはない。

ホームページ制作
7500系が今日、営業運転を終えて定期運用から離脱した。
既に7500系の使用列車が「8月8日から6両から4両に変更される」旨のお知らせが駅に掲示されていた。
この事から、今日が7500系を捉える最後の機会になると考えていた。
しかし、土休日ダイヤにおける7500系の運転本数は少ない。
一番撮りやすい列車は伊奈9:09-東岡崎9:43/9:58-犬山12:05着の普通列車だが、豊橋へ向かう途中、伊奈で待機している編成を見ると、既に別形式に置き換えられているようだった。やっぱりダメかと思ってしまう。
豊橋からの帰り、舞木定期検車場を一部特別車特急の車窓から見る。
電気機関車に挟まれた6両編成のパノラマカーが留置されていた。
側面方向幕があった事から7501Fだろう。
部品が取り外されていたので、解体のために回送される日は近いだろうなと思う。
今日は暑いし、もう帰ろうかと思い始めた矢先、神宮前で金山方面へ回送される7500系を見かけた。
恐らく常滑線系統に入ると睨んで、比較的写真が撮りやすい豊田本町へ移動する。
それにしても、意外な所で遭遇したものだ。
最後の最後でチャンスが貰えたと喜んでしまう。
しばらく待つと、ようやく普通常滑行、7360Gに充当された7509Fがやってきた。
この普通列車が自分で見ることが出来る7500系最後の営業運転の姿、ということになる。

豊田本町を静かに発車していく7509Fを見送って、この日の撮影を終えた。
その後、7509Fは常滑・金山間を一往復して、砂入に留置されたという。
結局、最後の日まで7500系を追い続けたことになる。
本当に一形式が消えてしまう時はあっけないな、と思いながら追ってきた。
まだ「パノラマカー」には元祖・7000系が残っているとはいえ、優等種別用の車両の結末が普通列車、というのも寂しいものを感じる。
しかし、考えてみれば本来の車両投入スケジュールだと7500系の寿命は一ヶ月前に尽きていた筈である。
それが代替車両となる3300系二次車の投入の遅れから一ヶ月長く、その活躍を見ることが出来たのは有り難い話ではある。
今年の名鉄電車、特に7500系を巡る物語も一段落ついた。
次は7000系を中心に追っていくことになるのだろうが、少し休みたいというのも本音ではある。
座席指定席特急用に白帯が入ったり、編成組み替えなどで話題豊富な7000系に較べると、その改良型であった7500系の活躍はどうしてもその陰に隠れてしまい、地味なものに終始したと思わなくもないが、「地味」とか「話題がなかった」というのはそれだけ車両としての完成度が高かったということでもある。
個人的には7000系より7500系の方が好みだったこともあるので、今回の引退は残念というほかない。
しかし鉄道車両の宿命として、いつか廃車の時は来る。
ともあれ、今は「お疲れ様」と餞の言葉をかけるほかはない。
ホームページ制作
投稿は今回が初めてになります。
本日の午後、自分も7500系のお名残り乗車をしてまいりました。金山→常滑→太田川→佐屋と乗ってまいりましたが、最終日とは思えぬ普段通りの姿でしたね。
懐かしく思い出されるのは本線での急行・高速運用と夏季とお正月の臨時座席指定特急ですね。確か昭和63年の
お正月に行き先系統版に「熱田」を掲示しているのを神宮前で見た記憶があります。忘れられないのは中間先頭車
の7665-7566の2両で昭和63~平成3年頃?
にかけて同車の特別整備の際に先頭に立っていた姿も思い出されます。そうそうこれは私のおぼろげな記憶なのですが、7511Fは特別整備完了後も暫くの間、行き先表示
が自動方向幕でなく行き先板のままであったのを目撃したように思います。(側面の方向幕も準備工事状態?でした) どうも長文失礼しました。
いつもありがとうございます。
>本線での急行・高速運用と夏季とお正月の臨時座席指定特急ですね。
7500系と言えば本線の急行・高速運用が真っ先に思い浮かびます。
個人的に印象に残っているのは1993年前後のお正月に運転された「新春ライナー」でしょうか。
>7665-7566の2両
「知る人ぞ知る」車、懐かしいですね。
営業運転の実績としては、7500系の特別整備の際に先頭に立って4両編成で普通列車に使用されていた事を思い出します。
特別整備を受けなかったグループは、その後1030系の種車になって消えていったことも懐かしい記憶として残っています。
また、あの頃はHL車は大手を振って走っていました。
当時は、まだ撮る物は一杯あった時代だったのだなぁと思っています。
今後もよろしくお願いします。
この日、名古屋を訪れ名鉄名古屋17時15分ごろ、豊橋方面行きホームを通過する列車があり見たところ、ミュージックホーンを高らかに響かせ7500系が回送で通過して行きました。
この記事を見て、7500系が終焉を迎えたとは知らなかったもので驚いた次第でしたが、あれがもしかしたら7500系最後の名鉄名古屋通過で、惜別のミュージックホーンだったのかもしれない、と感じました。
まだ7000系が残るとはいえ、名鉄のパノラマカーシリーズの一角が姿を消すということで、寂しさを感じさせずにはいられません。
駅の掲示等で8日から車両運用が変更される事は知っていたので、7日が7500系の営業運転最終日と見ていました。
何とか撮れないものか、と機会を窺っていたら記事のような形で何とか撮れた次第です。
7500系の離脱は大騒ぎになるかと思っていましたが、意外と沿線にいる同業者の方も少なく地味な幕切れだったと思います。
しかし、見慣れた7500系の引退は寂しいと思うと同時に、来年度以降はいよいよ7000系の淘汰も本格化する訳で、パノラマカーに残された時間がまた少なくなった、と思わずにはいられません。