一昨年8月、台枠の傷みが激しいことを理由として引退した、JR九州の「SLあそBOY]の先頭に立っていた58654号機。
引退後も車籍は抹消されず、復活への余地を残していた。
が、車齢が古いことや技術的な困難さから復活は無理だろうと思っていた。
その予測が覆されたことをJR九州のプレス発表資料で知る。
プレス発表資料を見ると次のようなことが書いてあった。
○4年後の九州新幹線全線開業で九州の観光活性化を目指す観点から58654号機の復活について技術的な検討を行った結果、同機の復活が決まった。
○改修箇所は引退のきっかけになった台枠の新製及びボイラーの改修。
○運転開始時期は平成21年の夏。運転区間は熊本・人吉間。
これで58654号機は二度目の復活を果たすことになるが、やはり台枠の新製という大手術を控えているためか実際の運転開始には時間を要することになる。
運転区間も「あそBOY」時代は豊肥本線を走ることがメインだったが、今度の復活では肥薩線をメインに走ることになる。
これは豊肥本線に「SLあそBOY」の後継として「あそ1962」が運転されていることから役割分担を図るのだろう。
それからもう一つ気になるのは客車をどうするか。
「あそBOY」時代の客車は除籍されずに現役にある。
これをリニューアルして使用するのか、別に準備するのか。
こちらも気になる点だ。
SL列車が復活すれば、九州新幹線を熊本で降りて、熊本から58654号機が牽く客車列車で人吉へ。
人吉から吉松までは「いさぶろう」、吉松から鹿児島中央まで「はやとの風」とバラエティに富んだ観光列車による南九州の汽車旅が実現する。
復活には技術的な困難がつきまとうことは一昨年の引退時にも言われていたが、それに挑戦するJR九州の姿勢には素直に賞賛したい。
引退後も車籍は抹消されず、復活への余地を残していた。
が、車齢が古いことや技術的な困難さから復活は無理だろうと思っていた。
その予測が覆されたことをJR九州のプレス発表資料で知る。
プレス発表資料を見ると次のようなことが書いてあった。
○4年後の九州新幹線全線開業で九州の観光活性化を目指す観点から58654号機の復活について技術的な検討を行った結果、同機の復活が決まった。
○改修箇所は引退のきっかけになった台枠の新製及びボイラーの改修。
○運転開始時期は平成21年の夏。運転区間は熊本・人吉間。
これで58654号機は二度目の復活を果たすことになるが、やはり台枠の新製という大手術を控えているためか実際の運転開始には時間を要することになる。
運転区間も「あそBOY」時代は豊肥本線を走ることがメインだったが、今度の復活では肥薩線をメインに走ることになる。
これは豊肥本線に「SLあそBOY」の後継として「あそ1962」が運転されていることから役割分担を図るのだろう。
それからもう一つ気になるのは客車をどうするか。
「あそBOY」時代の客車は除籍されずに現役にある。
これをリニューアルして使用するのか、別に準備するのか。
こちらも気になる点だ。
SL列車が復活すれば、九州新幹線を熊本で降りて、熊本から58654号機が牽く客車列車で人吉へ。
人吉から吉松までは「いさぶろう」、吉松から鹿児島中央まで「はやとの風」とバラエティに富んだ観光列車による南九州の汽車旅が実現する。
復活には技術的な困難がつきまとうことは一昨年の引退時にも言われていたが、それに挑戦するJR九州の姿勢には素直に賞賛したい。
過去には高速船が振るわず、それでも辛抱して頑張り続けた結果今では区間シェアNo.1となり、JRグループ唯一の海外アクセスを持っていたり、「つばめ」「(白い)かもめ」の様な列車を走らせるなど、JR他社では考えられない施策を次々と実行していくJR九州らしい話で、単純にコスト面だけ考えればどう考えても割に合わない気もしますが、なかなか夢のある話ですね。
また客車がどうなるかも注目ですが、保有車両を次々と変装させているJR九州の事ですので、改造50系を使うにしても、何かあっといわせるリニューアルに期待したい所です。
2年後に使用される客車の方ですが、「編集長敬白」の1月25日の記事
http://www.hobidas.com/blog/rail/natori/archives/2007/01/58654.html
に記述があり、「あそBOY」で使用されていた改造50系をリニューアルするそうです。
確かにコスト面だけ捉えれば割に合わないと思いますが、「技術の継承」による技術陣の育成や蒸気機関車そのものを観光資源として考えれば、その無形の波及効果は大きなものがあるのでしょう。
同じ記事で58654号機の復活には約2.5億円、その他で4億円ということで改めて投入される費用の大きさに驚かされます。