Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

JR高山線の活性化実験の結果は・・・?

2008-03-05 06:52:07 | 鉄道(JR)
既存鉄道路線の活性化に懸命な富山市。
その富山市が昨年秋、高山線富山口で臨時列車を走らせる等の活性化実験を行った。
つい紹介し忘れていたが、その結果が公表されていた。

「JR高山線:活性化実験で乗客数増加」(毎日新聞、3/4)

活性化実験では臨時列車の増発やパーク&ライドが行われた。
その結果、実験の実施前より4~6%、乗客数が伸びたことが分かったとのこと。
特に、富山・越中八尾間での伸びが顕著だったことから、15日から実施する第二期実験ではこの区間に重点を絞った増発等を行う予定。

今回の実験結果から、ローカル線の活性化について一つのヒントがあると思う。
ある一定程度の都市を起点とする路線は、行政のバックアップを得た上で利便性を向上させれば、利用客の増加に結びつけることができるのではないか。
利便性向上策には、運行本数の増加やパーク&ライド、既存バス事業との接続強化といった策が考えられるが、今回の事例を見てみると比較的コストをかけずに結果を出したという印象がある(先述したように行政の財政バックアップはあるが)。
「4%の増加」が小さいものか、大きいものか、見解は人によって異なると思うが、個人的にはローカル線の活性化策のヒントをもたらしたという一点において、今回の活性化実験の結果を評価したいと思う。

第2回目の活性化実験の結果にも引き続いて注目してみたい。

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1 コメント

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ネットワーク (ZENTAMA)
2008-03-05 16:46:06
富山が注目されるのは、高山線、ライトレール、市内電車、バスを有機的につないでいる点です。高山線の利用者にはライトレール沿線に勤めている方もいらっしゃる。両線とも便利になる事で自家用車から転移する事ができます。
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