名鉄600V区間廃止許可下りる。

来るべきものが来た、という感じだ。
昨日、名鉄600V区間のうち、軌道法を適用している岐阜市内線、美濃町線及び田神線の廃止許可が国から下りた。
既に廃止届出書を提出し、廃止が決定している揖斐線と合わせて来年３月31日で名古屋鉄道の600V区間は全て姿を消すことが決定した。
http://www.meitetsu.co.jp/news/pdf/041109.pdf

これで存廃については一応の決着がつき、次の焦点は代替交通機関をどうするかに移った。
しかし、バスの運行ルート、通学定期券の運賃の減免等の地元自治体の要望を名鉄が一蹴しており、自治体との調整を要する事項が山積しているという印象だ。
本当に３月31日までに代替交通機関は確定するのだろうか。
それとも代替交通機関が決まらぬまま４月１日を迎えるのか。
そして、コネックス社は600V区間の資産を買収して路面電車を復活させるのか、今日の段階では名鉄の撤退が確定しただけで、岐阜市とその周辺自治体の公共交通を巡る情勢は混迷を深めているような気がする。

廃止が確定したことでいよいよ沿線に姿を見せるファンの数は日に日に増えていくことだろう。
自分としてもマナーを守って最後まで見届けることにしたい。
もちろん、電車を利用して。