Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

冬の東京彷徨記。

2005-12-27 06:26:44 | 鉄道(都市部)
23日未明、約2時間半遅れで名古屋を出発した「ムーンライトながら」。
熱田を出た所で意識が途絶えた。
目を覚ましたのは大船付近。時計は6時を回っている。
車内放送が入る。
「この列車は次の大船で運転打切となります、ご迷惑をおかけします」

まぁ、こうなるだろうとは予想はしていた。
大船には6時52分に到着。
我々が下りると、すぐに東海道線下り列車として折り返す準備を始めた。

さて、予定は完全に狂ってしまった。
という訳で、予定を変更し一旦横浜へ出ようと思う。
大船から東海道線で横浜へ。
ここで思わぬ列車と遭遇する。

「ムーンライトながら」に先行して名古屋を出発した筈の寝台急行「銀河」だった。

途中で「ムーンライトながら」が先行した事はわかるのだが、いつ、どこで追い抜いたのだろうか。

名古屋出発時は雪まみれだったが、その雪もほとんど溶け、いつもの「銀河」に戻っていた。

「銀河」を見送ってから、一番出発時間が近かった横須賀線に乗って品川へ。
品川から山手線に乗り換えて渋谷で改札口を出る。
渋谷から東急田園都市線に乗り、三軒茶屋で地上に出る。

ここから出ている東急世田谷線が最初の目的地となる。
お目当ては25日まで走っていた「せたまるサンタ号」と旧玉電カラーをまとった301F。
距離も短いし、何とかなるだろうと思っていたら後者は走っていない模様。
まぁいいやと電車に乗る。

車庫のある上町を見ると、玉電カラーの301Fが留置されていた。
そして、山下で下車した。

ここで「せたまるサンタ号」を撮影するが、さっき見た玉電カラーに未練がある。
という訳で上町まで折り返すことにした。

それにしても、世田谷線に来たのは何年ぶりだろう。
記憶を辿っていくと、300系に全面置換される直前に来たのが最後になっている。
車両は変わったけれども、親しみやすい雰囲気は変わっていない。


そして、遠目から上町検車区を一枚撮ってみる。
ちょうど三軒茶屋行の電車が到着したので図らずも300系の4色並びになった(トップの画像)。

気楽に来れる路線だし、まだ玉電カラーの電車は走り続ける。
また来ればいいさと山下に戻り、隣接している豪徳寺駅から小田急に乗り換えた。

そういえば、小田急に乗るのも久しぶりだ。
最後に小田急に乗ったのは、確かNSE車が現役だった頃・・・だったから一体どの位時間が過ぎたのだろう。
豪徳寺駅も立派な複々線になっているし、自分の知っている小田急はどこへ行ってしまったという位の変貌ぶりを見せてくれる。

車両もステンレス車の割合が増えている。そんな中、お馴染みの5000形を見かけるとホッとする。

そして、目の前をVSEが通過していった。


鉄道雑誌で見た時は慣れるまで時間がすこしかかるかな、と思っていた。
しかし、眼前をさっそうと駆け抜ける姿を見ると、文句なしに「カッコイイ」と思える。


さて、VSEも見た事だし、次の目的地へ行こうと思う。
空を見上げると、名古屋地区とは打って変わって青空が広がっている。
遭遇した大雪が何かウソみたいに思えてきた。

最新の画像もっと見る