2005年3月に廃止になった岐阜の路面電車。
既に併用軌道部分の線路撤去がかなり進行しているが、専用軌道の扱いはまだ決まっていなかった。
この点について、動向がそろそろ決まってきたようだ。
「名鉄が一括購入申し入れ 美濃町線・揖斐線跡地」(岐阜新聞、6/22)
要旨を整理しておく。
○名鉄が旧美濃町線・揖斐線の専用軌道の跡地の一括購入を岐阜市へ口頭で打診があったことが明らかになった。売却面積・価格は不明。
○岐阜市内にある専用軌道の延長は、美濃町線約6.8km、揖斐線約4.3kmで、幅は約5m。
○岐阜市ではバス専用レーンや国道156号の拡幅用地、自転車道などの活用を検討しつつ国や岐阜県、他の沿線自治体と協議を行う予定。
揖斐線の廃線跡については一昨年の9月に本巣市と揖斐郡大野町に既に同様の申し入れを行っている。
今回の話はそれに続くもので、「他の沿線自治体と協議を行う」というのは隣接する自治体と用途や購入価格等について調整を行っていくということだろう。
いよいよ岐阜市の専用軌道まで用地購入の話が来たかと思うと、事後処理には時間がかかるものだと改めて実感する。
美濃町線の廃線跡をどうするかは比較的イメージしやすいし話もまとまりやすいと見る。
大部分が国道156号と併走しており、その拡幅用地に充てるというのは自然な話だと思う。
また、バスレーンを、という話もあるが、単線分のスペースしかない幅員をバスレーンに充てるのは運用上難しいような気がする。
逆にイメージしにくいのが揖斐線の廃線跡。
先述の本巣市・大野町への廃線跡購入申し入れ後の状況が報道されていない所からみて、同線の廃線跡の用途は決まっていないというのが実情だろう。
これから決めていくのだと思うが、細長い用地の使い道はいつも悩み所。
美濃町線の方は今後急速に道路に飲み込まれる形で姿を消していくのだろうが、揖斐線の方はまだ紆余曲折がありそうだ。
廃線から既に2年ちょっとの時間が経った。
路面電車の廃線跡はすぐに姿を消すことが多い中、珍しくも残り続けた岐阜の路面電車の廃線跡。
それらが完全に姿を消す日はそう遠くないのかもしれない。
既に併用軌道部分の線路撤去がかなり進行しているが、専用軌道の扱いはまだ決まっていなかった。
この点について、動向がそろそろ決まってきたようだ。
「名鉄が一括購入申し入れ 美濃町線・揖斐線跡地」(岐阜新聞、6/22)
要旨を整理しておく。
○名鉄が旧美濃町線・揖斐線の専用軌道の跡地の一括購入を岐阜市へ口頭で打診があったことが明らかになった。売却面積・価格は不明。
○岐阜市内にある専用軌道の延長は、美濃町線約6.8km、揖斐線約4.3kmで、幅は約5m。
○岐阜市ではバス専用レーンや国道156号の拡幅用地、自転車道などの活用を検討しつつ国や岐阜県、他の沿線自治体と協議を行う予定。
揖斐線の廃線跡については一昨年の9月に本巣市と揖斐郡大野町に既に同様の申し入れを行っている。
今回の話はそれに続くもので、「他の沿線自治体と協議を行う」というのは隣接する自治体と用途や購入価格等について調整を行っていくということだろう。
いよいよ岐阜市の専用軌道まで用地購入の話が来たかと思うと、事後処理には時間がかかるものだと改めて実感する。
美濃町線の廃線跡をどうするかは比較的イメージしやすいし話もまとまりやすいと見る。
大部分が国道156号と併走しており、その拡幅用地に充てるというのは自然な話だと思う。
また、バスレーンを、という話もあるが、単線分のスペースしかない幅員をバスレーンに充てるのは運用上難しいような気がする。
逆にイメージしにくいのが揖斐線の廃線跡。
先述の本巣市・大野町への廃線跡購入申し入れ後の状況が報道されていない所からみて、同線の廃線跡の用途は決まっていないというのが実情だろう。
これから決めていくのだと思うが、細長い用地の使い道はいつも悩み所。
美濃町線の方は今後急速に道路に飲み込まれる形で姿を消していくのだろうが、揖斐線の方はまだ紆余曲折がありそうだ。
廃線から既に2年ちょっとの時間が経った。
路面電車の廃線跡はすぐに姿を消すことが多い中、珍しくも残り続けた岐阜の路面電車の廃線跡。
それらが完全に姿を消す日はそう遠くないのかもしれない。