Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

宵の口の秋田駅にて。

2006-10-11 06:46:47 | 鉄道(JR)
羽後本荘から来たときと同じく701系に揺られる。
相変わらずのロングシートだが、日暮れ時の日本海をゆっくり見ることが出来ただけまぁマシかと思う。
ただ、その絶景を眺めるのにも不自然な姿勢を強いられるのが何だけれど。

秋田に帰ってきた時には日は既に沈み、夜の帳が下りていた。
そろそろ活字中毒の禁断症状が来たので駅ビルで適当な文庫本を物色しつつ夕食をとる。
ここから一ノ関まで今日中に移動しなければならない。

どちらの欲望も満たしてホームに降りると、東京からの「こまち」が到着する。

E3系の試作編成、というのが少し嬉しい。
それにしても、秋田を出る上り最終は19時38分。
しかも、行き先は東京ではなく仙台。
東海道新幹線あたりの常識を当てはめると泣きを見てしまう。

在来線ホームには青森から大阪を目指す寝台特急「日本海2号」が入線してきた。
始発駅からここまではB寝台を指定席として利用できるが、いよいよここからは寝台特急としての本領を発揮することになる。
先頭に立つのは「トワイライトエクスプレス」色のEF81 104。


ただ、ホーム上の乗客を見ていると「日本海2号」よりは反対側に入線した「いなほ7号」に並んでいる人の方が多かった。

腕時計を見る。
そろそろ自分が乗らなければならない上り最終、「こまち98号」の発車時間が迫ってきた。

さっきのE3系試作編成は701系と並んで暫し休憩中。
あとは塒に帰るだけ・・・という趣だ。
それにしても、ミニ新幹線と在来線車輌が並んでいるというのは、この駅ならではの光景だ。

・・・とそんな事を頭の片隅で思いつつ、秋田新幹線専用改札口をくぐって列車に乗り込んだ。
車内にいたのは数人。
列車の到着時間を考えれば無理もないか。

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