Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

函館駅の朝。(その1)

2006-09-12 05:18:58 | 鉄道(JR)
函館駅の朝は早い。
いや、深夜に急行「はまなす」が発着するから「不夜城」と言った方が正しいのかもしれない。

旅行二日目となる8月26日、4時過ぎに目が覚めた。
朝市でも見に行くかと駅近くのホテルを出る。
ふと、函館駅の駅舎を見て思い出す。
今日は「カシオペア」の運転日だ。
慌てて駅舎に入り、入場券を買ってホームへ。
入場券の券面を見ると二時間の規制がいつの間にか設けられていた。

目指す6番ホームにはED79に牽引された札幌行「カシオペア」が到着していた。
時計を見ると定刻通りの4時18分。
人影もまばらなホームで、機関車交換が始まる。


10分という停車時間で手際よく機関車交換を終え、再び闇の中へ消えていった。

空は明るくなり始めているものの、まだ暗い。

「カシオペア」に続いて函館に到着するのは「北斗星1号」。
到着は4時33分。

この列車は8番ホームに到着。
「北斗星1号」の停車時間は14分。さっきの「カシオペア」より少し長い。
ホーム先端まで歩いてDD51の先頭部だけでも撮ろうと思う。
しかし、ホーム一杯に停車しているため無理だった。


「北斗星1号」が発車する頃には大分空も明るくなってきた。

本来ならここで終わり、となる所だが、この日は室蘭本線のトンネル崩落で足止めされていた、上り「はまなす」が大幅に遅れて入線してきた。

時計を見ると5時9分。
定刻では2時42分に函館に到着している筈だから、既に二時間以上遅れている。

「はまなす」は「北斗星1号」と同じ8番ホームに到着。
機関車交換が慌ただしく行われる。



5時16分。
機関車交換を終えた「はまなす」は発車していった。
この時点で2時間16分遅れ。

「はまなす」を見送ってから、これからどうするか考える。
次に到着する「北斗星3号」の到着までまだ一時間以上ある。
その間、めぼしい列車は来ない。
ホームで頑張るとしても、入場券を買い直し、時間を潰す必要がある。
それなら、さっき中途半端になった朝市巡りを再開した方がいい。
そう判断して一度改札を出ることにした。

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