森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

運動器疼痛学会にて

2013年12月08日 00時52分24秒 | 日記
今日は日本運動器疼痛学会会場内で、次年度大阪で開催する日本ペインリハビリテーション学会の打ち合わせを松原会長、沖田副会長、ならびにプログラムをコントロールしている大住君を交えて行うことができました。微調整を加えながら良き方向に進めることができたと思います。





沖田副会長からはセラピストに対する教育の思いをかいま見ることができました。運動器疼痛学会の教育講演では松原会長はペインリハビリテーションについて話題提供されましたが、整形外科系の医師からも、セラピストの疼痛に関する知識不足が指摘され、実際になかなか担当させることができないという危惧もあるようで。。。そこには疼痛患者にはとりあえず物理療法っていうのが蔓延しているような背景があるようです。せめてでも、疼痛のメカニズム、様々な側面、評価(心理的なものを含む)の詳細な理解をセラピストの教育に盛り込むことが大事です。効果メカニズムだけを理解しても、結局はいろんなメソドロジーの科学的こじつけをつくっているだけに見えます。疼痛のことを勉強すればするほど、そのこじつけが滑稽でしかたないように思えます。日本人の文化や思想、そして言葉も痛みには大いに関係します。だから欧米での効果検証に関する論文もそのまま反映されません。それは神経コネクティビティからも言えます。その辺りの真の理解をしてもらうためにはどうすべきか・・これもまた難題です。どうしましょう。。。

さて、私はメニエール症状や、それからくる自律神経の問題などで、ミーティング後、休ませていただきました。目を開けているとぐらぐら揺れてしまうので、とりあえず数時間は目をつぶって過ごしました。やっと目を開けてメールを確認しつつ、文章を。本来なら、懇親会に出て、きちんとペインリハ学会のことを顧問の先生方を中心に広報活動しないといけなかったのですが、松原会長に託し、大住君に僕の代わりをしてもらうことで、休みをもらいました。僕はいまいち、広報ロビー活動に向いてないですね。。。役職に向いてないのです。たぶん。長とつくものから逃げてきた経緯があるのでしょうね。大住君からは「(今倒れてもらっては困るので)僕たちのためにも休んでください(だから代わりに役割を担ってきます)」という言葉をもらいました。今井君も含めて彼らがこの分野を切り開いていけるよう、もうちょっとはがんばります。笑。

いずれにしても「第19回日本ペインリハビリテーション学会学術大会」は平成26年9月6(土)、7日(日)に大阪産業創造館で「疼痛に対するニューロリハビリテーションの確立」をテーマに開催します。ユニークな講演、シンポジウムを考えておりますので、皆さんの多数の参加をお待ちしております。ホームページ作成後、演題を募集いたします。おってお知らせいたします。

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