森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

通所系リハ研修会での講演

2014年03月16日 10時04分12秒 | 日記
昨日は東京・神田で日本理学療法士協会の通所系リハビリテーション研修会で講演でした。厚生労働省の逢阪先生から始まり、現場の療法士の方々、そして、当事者の方に私とバラエティにとんだ講師陣でした。いや楽しかったです。つながりとはこういうもんなんですね。疲労感満載の体でしたが、皆さんに新たに出会えたことが僕の報酬になりました。

仕事の関係で後半にしか参加できませんでしたが、シンポジウムではピアカウンセリングの意味や、社会参加における報酬価値・意欲の話しになったので、私の講演内容(科学)と皆さんの実践、さらには法制度において、そのあたりが接点になったかもしれません。

本研修会のコーディネートは吉良氏で、彼は長年地域リハ畑を歩いてきた男です。現場に答えがあると言い切り、ずっと現場サイドにいる熱い男です。おかげで当日の会場は暑すぎました。。。彼は近森リハ時代の同期で、石川誠先生や、伊藤隆夫さん、森本榮さんらに叱咤激励された仲間の一人ですが、勉強、技術習得だけでなく、彼とは切磋琢磨に。。いろんな芸をしました。白鳥の湖のバレエダンスは僕の案でしたが、彼は相撲の土俵入りの案を出しました。彼が相撲取りになり、僕がまわしになって彼の体にまとわりつくという大胆な芸です。。。意味がわかりませんね。。。笑

彼からのリクエストは、脳科学的視点からみた人のとらえ直しと、通所サービスの特性の活かし方でしたので、僕はそれを僕が提供できる情報に落とし込み「社会脳に関する科学的知見の提供から、人間の社会的参加の意味ついて考える。」いう目的でいろんなわかっていることを話しました。そこには無意識的同調性からピアカウンセリングの意味、そして、同じ障害をもった方々同士が教え合うといった社会的利他行動や報酬価値の意味について情報を提供できたと思います。

いずれにしても、このような社会神経科学がリハビリテーションの基礎学問に位置づけられればよいですね。運動学だけじゃ人間の理解はできないですよ。。。まだ今日も研修会あるようですので、参加者にとって実りある1日になるように。

さて、私は今から新幹線にのり大阪に戻り、バンド仲間と合流し、本番に備えるための練習に向かいます。
スーツから衣装に変わります。

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