~ ヤモえもん ~

休日は毛鉤釣り…自然に触れ、酒を楽しむ。

古本の町を訪ねて思う。

2018年02月28日 | ブログ
子どもの頃、近所に貸本屋というものがあった。漫画、小説、雑誌など、今で言うレンタルDVDと同じ仕組み。読みたい物があれば、宿題などそっちのけで、夢中になって読んでいた。少年雑誌に掲載されていた、ミステリアスな探偵小説などは、貸本屋の棚に並ぶと真っ先に借りて、毎回ハラハラドキドキしながら読んでいた。山に憧れ多くの頂を目指した青春時代は、文庫本や雑誌に連載された山岳小説に胸躍らせた事を思い出す。
久しぶりに、古本の町「神保町」に足を向けた。昼時だったので、気になっていた天ぷら屋の暖簾をくぐった。この店は、昭和の時代を彩った文人たちが、ごひいきにしていた場所だ。この文人達の中には、かって、私が読んだ推理探偵小説や山岳小説の著者も含まれている。
穴子天丼を頼むと、穴子の骨をくるりと結んで揚げた骨せんべいが天ぷらの上にのっていた。この骨せんべい、まるで店の名前だよ…。


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