紅葉と初冠雪

郷土の山は、昨年より30日遅く初冠雪となった。麓の紅葉が、終わりになる頃だ。毎年、この時期に開催されるそば祭りに出かけた。時折吹く風に、落葉樹の葉がカサカサと舞ってくる。祭り初日なのに、人は少ないように思う。秋は新蕎麦の季節。日本各地で取れた、新そばを味わうことができるのが、この祭りの魅力かもしれない。紅葉を眺めながら、蕎麦をすすると遠くに冬の足音が聞こえてきた。




11月も来週で終わりだが、未だに木枯らしは吹いていないようだ。

It’s been a long time.

美術館の開催している、美沢厚彦の企画展を鑑賞した。樟（クスノキ）を使った大きな動物の彫刻が、展示フロアにドンと置かれていた。よく、これだけの数の大きな彫刻を作るもんだと驚いた。昼食を簡単に済ませ、久しぶりに実家の親に会い、近況や思い出話しをしている内に、あっと言う間に時が過ぎていった。別れを惜しみながら、また来年も来るよと、手を振った。


美術館の近くにあるイタリアンレストランでピザとパスタで、ランチに…。ピザもは久しぶりだなぁ。

夕飯は、海鮮寄せ鍋と氷見うどんでヘルシーに。晩酌には、勝駒を…。郷土料理が、long timeにならないように、また帰ってこよう。


やっぱり、故郷は良いもんだ。翌日、また近いうちに訪れることを心に誓って、郷里を後にした。

様々な年輪

北陸新幹線に乗ると、自分と同じ世代の人達が、揃いのユニフォームを着て、席を埋めていた。どうやら、富山で開催される「ねんりんピック」の選手の団体だ。60歳以上の人達がスポーツや文化などの多彩なイベント通し、楽しみながら交流を深める健康と福祉の総合的な祭典らしい。
ここに集う人達を単にシニア世代と一括りにするのは失礼だろう。多年にわたり積み重ねできた経験を持つ人達なのだから。斯く言う自分は人生の年輪をどれだけ刻んできたのだろう。いや、まだ刻み足らないか…。


富山市内の飲食店は、この祭典のために訪れた人で予約でいっぱいだった。晩酌に高岡の「勝駒」を熱燗と冷酒で…。酒の味を舌に刻むかな。